失神した選手に体を投げ出して… レフェリーの“神判断”に称賛「否定する者いない」
「救われていなかったら、KO以上のトラウマになっていただろう」
記事ではこうレフェリーの振る舞いを称えつつ試合の詳細をレポート。「パエミンバリーがマットに沈もうとしていたその矢先、レフェリーのシティッチャイ・イネイアド氏が体を投げ出し後頭部を強打しそうなところを救った。救われていなかったら、ノックアウト以上のトラウマになっていただろう」と伝えている。
レフェリーのイネイアド氏の異例の振る舞いについて、過去にも同じムエタイの大会で別の役員が同様の行為に及んだこともあったというが、当時はうまくいかなかったという。
「特に格闘技において、レフェリングは報われない仕事だ。試合をストップさせるのが早すぎた、または遅すぎたなどとファンからよく批判を受けるからだ。しかし、今回の選手を守った行為を否定する者は誰もいないだろう」
こう締めくくっている。実際にレフェリーのジャッジが批判を浴びることはままあるが、こうして称賛を浴びるケースは多くはない。選手にとっても感謝してもしきれない、“神判断”となった。
(THE ANSWER編集部)