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失神した選手に体を投げ出して… レフェリーの“神判断”に称賛「否定する者いない」

タイ発祥の格闘技「ムエタイ」で生まれた衝撃シーンが話題を呼んでいる。タイの選手がヒジ打ちをもろに食らい、失神してリングに倒れたのだがレフェリーの咄嗟の判断で後頭部の強打を免れたのだ。英公共放送BBCが実際のシーンを動画付きで公開。海外メディアでも「体を投げ出し救った」「否定する者は誰もいない」などとレフェリーへの称賛が伝えられている。

選手がノックアウトされた瞬間、レフェリーは……(写真はBBCスポーツより)
選手がノックアウトされた瞬間、レフェリーは……(写真はBBCスポーツより)

失神した選手の頭部を守ったレフェリーが注目浴びる

 タイ発祥の格闘技「ムエタイ」で生まれた衝撃シーンが話題を呼んでいる。タイの選手がヒジ打ちをもろに食らい、失神してリングに倒れたのだがレフェリーの咄嗟の判断で後頭部の強打を免れたのだ。英公共放送BBCが実際のシーンを動画付きで公開。海外メディアでも「体を投げ出し救った」「否定する者は誰もいない」などとレフェリーへの称賛が伝えられている。

 KOの衝撃以上に、レフェリーの見事な判断にも注目が集まっている。先週末にカンボジアで行われたムエタイの試合での一幕だ。第2ラウンド、タイ人ファイター、ネイマール・パエミンバリーは、カンボジア人選手ソー・ソラバサナの右ひじを顎にもろにくらった。

 これで意識を失ったパエミンバリーは棒立ちのまま後ろへ倒れた。すると次の瞬間だ。近くで試合を裁いていたレフェリーも、間髪入れずに倒れ込み咄嗟に右腕を伸ばしてパエミンバリーの頭部を守ったのだ。もし頭部をキャンバスに打ち付けていたならば……さらなる負傷に繋がっていた可能性もあるだけに、レフェリーとしては異例の行動だったが、間違いなく好判断だった。

 ロシア放送局「ロシア・トゥデー」は「KOされたファイター、レフェリーの咄嗟の判断で後頭部強打を免れる」と見出しを打った記事で、レフェリーを称賛している。

「ムエタイ・ファイターであるネイマール・パエミンバリーは、自身が持つ運を感じていることだろう。ノックアウトされたものの、その後レフェリーのとっさに判断によって更なる負傷から助けられたからだ」

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