ダンクコンテスト“疑惑の判定”に泣いたゴードン 「仕切ってるのは誰だ」と不満爆発
コンテストのあり方にも言及「俺は4回連続で50点満点を叩き出したんだ」
決勝の対戦相手はヒートのジョーンズ。この日、審査員の一人としてコンテストに参加した元ヒートのドウェイン・ウェイド氏の存在が最後の判定に影響を及ぼしたと思うか聞かれると、ゴードンは「誰が俺に9点をつけたのか知らないんだ。見つけ出すよ(笑)。信じてくれ、今夜見つけ出して見せるから」と冗談交じりに“犯人捜し”を約束しコンテストのあり方にも言及した。
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「でも正直、俺らは4回のダンクをしにここにいる。だから、4回中、最も素晴らしかったダンクが選ばれるべき。俺は4回連続で50点満点を叩き出したんだ。もっと言えば5回連続50点満点だ。それで終わりだよ。終了。帰宅さ。NBAダンクコンテストで4回連続50点満点。終わりだろ。でも、よくわからない。このコンテストを仕切っているのは誰だ?」
ゴードンがこれほどまでに不満を表す理由は、“疑惑の判定”の被害を被ったのが初めてではないからだ。2016年にもダンクコンテスト決勝に進出したゴードンは、当時ティンバーウルブスに所属していたザック・ラビーンと対決。マジックのマスコットに頭の上でボールを持たせ、その上を飛び越えながらボールを掴み、空中で長座体前屈に近い体勢になりながら、脚の下にボールを通してダンクを決める離れ業をやってのけたにもかかわらず、準優勝に終わった過去がある。
ダンクコンテストから引退する前に優勝するのが目標かと聞かれたゴードンは「いや、これで終わりだ。終わりだよ。すでに2度優勝しているべきだと感じる。言ってる意味が分かるだろ? それで終わりだ。次の目標は3Pコンテストで優勝を狙うことさ」とダンクコンテストからの引退を表明した。
フォールを飛び越えてダンクを成功させた後、会場全体がゴードンの優勝を確信するほどの空気になったものの、またしても“疑惑の判定”に泣いたゴードン。しかし、ゴードンの存在なしに、ダンクコンテスト史に残る今回の大熱戦はなかっただけに、いつか“引退”を撤回してほしいものだ。
(THE ANSWER編集部・土屋 一平 / Ippei Tsuchiya)