リナレス、剛腕復活 相手を「破壊」した“閃光の右”を米メディア絶賛「電光石火」
ボクシングの元世界3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(帝拳)が14日(日本時間15日)、米アナハイムで、元NABA北米スーパーフェザー級王者カルロス・モラレス(メキシコ)と12回戦を行い、4回2分9秒でKO勝ちを収めた。再びのベルト獲得を目指すリナレスの豪快KO劇に、海外メディアも注目している。
復活の元3階級王者、再びライト級のトップ戦線へ
ボクシングの元世界3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(帝拳)が14日(日本時間15日)、米アナハイムで、元NABA北米スーパーフェザー級王者カルロス・モラレス(メキシコ)と12回戦を行い、4回2分9秒でKO勝ちを収めた。再びのベルト獲得を目指すリナレスの豪快KO劇に、海外メディアも注目している。
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リナレスが高らかに復活を告げた。4回、じわじわとプレッシャーをかけてロープに追い詰めると、左ボディーからの右のショートストレートをクリーンヒット。たまらず崩れ落ちるモラレス。リングに膝をつき立ち上がれない。そして10カウントを聞かせた。
勝利したリナレスは両手を掲げ、コーナーロープに登って“どうだ”とばかりにアピールしてみせた。
米専門メディア「ボクシングニュース24」ではリナレスの勝利を速報。「ホルヘ・リナレスがカルロス・モラレスを破壊する」と見出しを打って試合を詳報。3回のダウンと、4回の試合を決めた右のショートストレートは「電光石火の右」とそのスピードを絶賛している。
さらに記事では次戦の相手にも言及。この日リナレスの後にわずか80秒で相手を沈めたWBAライト級2位ライアン・ガルシア(米国)も候補になると示唆。実際にリナレスも前向きだとしたうえで、ガルシアをプロモートする「ゴールデンボーイ・プロモーション」が「賢明な判断かどうか真剣に考える必要があるかもしれない」と続けている。
2018年5月に現ライト級3団体王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)に敗れ、ベルトを失ったリナレス。その後ノンタイトル戦でも敗れるなど、苦しんだ時期もあったが、実力者揃いのライト級にまた一人主役候補が戻ってきた。
(THE ANSWER編集部)