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井上尚弥相手に勝機なし カシメロに敗れたテテが「イノウエの勝利」を断言する理由

昨年11月にボクシングのWBO世界バンタム級王座統一戦でジョンリル・カシメロ(フィリピン)に敗れ、王座を失ったゾラニ・テテ(南アフリカ)。カシメロは4月25日に米ラスベガスでWBAスーパー&IBF世界王者の井上尚弥(大橋)と3団体統一戦を戦うことが決まっているが、敗れたテテは井上勝利を予想している。南アフリカメディア「Sowetanlive」が報じている。

井上尚弥【写真:小倉元司】
井上尚弥【写真:小倉元司】

昨年11月にベルトを失ったテテが井上―カシメロ戦を展望

 昨年11月にボクシングのWBO世界バンタム級王座統一戦でジョンリル・カシメロ(フィリピン)に敗れ、王座を失ったゾラニ・テテ(南アフリカ)。カシメロは4月25日に米ラスベガスでWBAスーパー&IBF世界王者の井上尚弥(大橋)と3団体統一戦を戦うことが決まっているが、敗れたテテは井上勝利を予想している。南アフリカメディア「Sowetanlive」が報じている。

 世界戦史上最速となる11秒KO記録をもつテテ。昨年11月の団体内統一戦では有利と目されていながらも、カシメロに不覚を取った。3回に強打を浴び、まさかのKO負け。待望されていた井上との統一戦はカシメロに譲ることになった。

 同メディアによると、テテは「イノウエは前に出てくるファイターだ。そして、我々はドネアを相手にしてもイノウエがボクシングができるということが分かった。簡単なファイトではないが、イノウエが勝者として浮上するだろう」と自らが敗れたカシメロよりも、井上が有力だと断言している。

 昨年11月のワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ決勝戦で元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)を死闘の末に撃破したモンスター。接近戦で滅法強いハードパンチャーとして知られているが、距離をとってもその強さは変わらないとテテは分析。ドネア戦で見せた引き出しの多さが改めて評価されている。

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