問題児ネリは「偉大なボクサーだ」 同郷の次戦対戦相手が敬意「対戦待ち切れない」
ボクシングの前WBC世界バンタム級王者ルイス・ネリ(メキシコ)が、3月28日(日本時間29日)に米ラスベガスでWBC世界同級12位アーロン・アラメダ(メキシコ)とのスーパーバンタム級挑戦者決定戦を行う。度重なる体重超過など問題を起こしていた悪童と対戦することになったアラメダは「偉大なボクサーとの対戦に興奮している」と謙虚にネリへの敬意を口にしているという。
「3・28」Sバンタム級挑戦者決定戦、ネリの相手アラメダは25勝13KOと負けなし
ボクシングの前WBC世界バンタム級王者ルイス・ネリ(メキシコ)が、3月28日(日本時間29日)に米ラスベガスでWBC世界同級12位アーロン・アラメダ(メキシコ)とのスーパーバンタム級挑戦者決定戦を行う。度重なる体重超過など問題を起こしていた悪童と対戦することになったアラメダは「偉大なボクサーとの対戦に興奮している」と謙虚にネリへの敬意を口にしているという。
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問題児であっても、ボクサーとしてはリスペクトしているようだ。アラメダの言葉を紹介しているのは、米専門メディア「ボクシングシーン.com」。記事によると、ネリとの対戦を前に「偉大なボクサーとの対戦でメインイベントのデビューをすることに興奮している」とコメントしたという。
ネリはこれまで、体重超過やドーピング違反などを繰り返してきた。昨年11月には、前IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)とのWBC世界バンタム級挑戦者決定戦の前日計量で、1ポンド(約450グラム)の体重超過を犯し、試合が中止になっている。WBCでは世界ランク1位からランク外となっていたが、WBAの最新ランクでは1階級上のスーパーバンタム級2位に入っていた。
アラメダはアマチュアを経て2014年にプロに転向。強打を武器としており、25勝13KOとキャリア負けなしだ。30勝24KOのネリとは全勝同士の対戦となる。記事では「ネリは自分と同様、メキシコの戦士で、拳を突き合わせるのを待ちきれない。最後のゴングが鳴らされるまで最高の試合を見せたいね」と同郷の悪童との試合を心待ちにしているようだ。
この試合の勝者が、WBC同級王者のレイ・バルガス(メキシコ)への挑戦権を得るという。記事では「これまでのトレーニングだけでなく試合、そのすべては3月28日のためにあった」とアラメダの並々ならぬ闘志が伝えられている。問題児との一戦に注目だ。
(THE ANSWER編集部)