超新星13歳ワリエワ、238.17点の衝撃に露メディア絶賛「トルソワらも信じ難い点数」
フィギュアスケートのロシアジュニア選手権は7日(日本時間8日)、女子フリーが行われ、12月のジュニアグランプリ(GP)ファイナルを制した13歳の超新星カミラ・ワリエワがショートプログラム(SP)に続き、フリー1位となる159.67点、合計238.17点というシニア顔負けの高得点で初優勝を飾った。母国のロシアメディアも「メドベージェワ、ザギトワ、トルソワを凌駕した」と絶賛している。
偉大な先輩も超える異次元スコア、ロシア紙「メドベ、ザギトワら凌駕した」
フィギュアスケートのロシアジュニア選手権は7日(日本時間8日)、女子フリーが行われ、12月のジュニアグランプリ(GP)ファイナルを制した13歳の超新星カミラ・ワリエワがショートプログラム(SP)に続き、フリー1位となる159.67点、合計238.17点というシニア顔負けの高得点で初優勝を飾った。母国のロシアメディアも「メドベージェワ、ザギトワ、トルソワを凌駕した」と絶賛している。
大国ロシアからは「新星」が毎年生まれてくる。青の衣装に身を包んでリンクに登場したワリエワは冒頭で4回転トウループに挑戦。ややバランスを崩したが、堪えて着氷させると、今度は4回転―2回転の連続トウループを綺麗に着氷させた。以降も3回転ルッツ―3回転トウループなど、高難度のジャンプを次々と繰り出して成功。演じ切っても表情を変えることなく、堂々と振る舞った。
叩き出したスコアは159.67点、合計238.17点。シニアも真っ青の高得点だった。これには母国のロシアメディアも喝采を送るしかない。スポーツ紙「スポルトエクスプレス」は「ワリエワがリウに挨拶を伝えた。そして、メドベージェワ、ザギトワ、トルソワを凌駕した」と見出しを打って特集している。
記事では、エテリ・トゥトベリーゼ氏の教え子が6年連続で優勝したことを伝えた上で、15年のメドベージェワが205.05点、16年のツルスカヤが210.04点、17年のザギトワが216.82点、18、19年のトルソワが212.89点と233.89点という優勝スコアを紹介。また、先月のシニア全米選手権でジュニア世代のライバル、14歳アリサ・リウが235点超えで連覇を飾った得点も伝えている。
しかし、ワリエワはそれらの偉大な先輩の得点を上回った。記事では「2020年もトゥトベリーゼチームが敗れる波乱はなかった。それどころか、ワリエワはザギトワやメドベージェワ、さらにトルソワにとってさえも信じ難い点数238.17を獲得して優勝した」と驚きをもって紹介し、最もライバルに近い2位のソフィア・アカチエワにも20点近い差をつけたことも記した。
「もちろん、ワリエワは正当に評価された」とした上で「この先には(ジュニアの)世界選手権がある。しかし、彼女はもしかしたら技術とプレゼンテーション(構成点の部分)の両方を兼ね備えられる唯一のジュニア選手かもしれない」と非凡な才能を絶賛。22年北京五輪は15歳で迎える未来のエースは母国でも高く評価されていた。
(THE ANSWER編集部)