井上尚弥戦へ、カシメロがもう渡米 3月にドネアと接触プラン「助言をもらいたいね」
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)と4月25日(日本時間26日)に米ラスベガスで3団体統一戦を行うWBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)が7日に早くも渡米。現地ではワールド・ボクシング・スーパー・シリーズで井上を苦しめたノニト・ドネア(フィリピン)と接触するプランもあるという。フィリピン紙「ザ・フィリピンスター」の公式サイト「フィルスター.com」が伝えている。
7日に合宿地のマイアミへ出発、ラスベガスでドネアと接触する“秘策”も計画
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)と4月25日(日本時間26日)に米ラスベガスで3団体統一戦を行うWBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)が7日に早くも渡米。現地ではワールド・ボクシング・スーパー・シリーズで井上を苦しめたノニト・ドネア(フィリピン)と接触するプランもあるという。フィリピン紙「ザ・フィリピンスター」の公式サイト「フィルスター.com」が伝えている。
早くもカシメロが決戦の地、米国へ飛び立った。8日付の記事によると、前日7日にマニラを発ち、ロサンゼルス経由でマイアミに向かったという。当地では1か月間、メキシコ人トレーナーのエレディア氏と特訓に励む予定といい、「カシメロはこの準備が過去最長ではないと話したが、2か月半に渡るトレーニングは井上対策として十分な期間だろう」と記している。
その上で本人のコメントを紹介。「この試合は俺の中で最もハードな試合になるとは思っていない。だけど最も重要な試合だ」と語ったカシメロは「この試合を俺はパッキャオ、信じてくれているファン、2人の子供に捧げたい。俺のことを信じていないファンにも捧げたいね。彼らは俺がどれほど強いのかを目の当たりにするのだから」と相変わらずのビッグマウスぶりを発揮した。
さらに、米国では打倒・井上の“秘策”もあるようだ。記事では、カシメロのプロモーターによると3月7日にラスベガスで渡る予定と紹介し、その際にドネアの元を訪ねるかもしれないという。カシメロ本人も「もしドネアとジムで会うことができたら、彼にアドバイスをもらいたいね。イノウエについての感想を俺は聞きたい」と語ったという。
決戦79日前にしての渡米は気合いの表れか。しかも、WBSS決勝で井上とフルラウンドの激闘で苦しめたドネアと接触し、助言をもらうことも計画しているという。大胆なビッグマウスの裏で、しっかりとモンスター攻略プランを練っているカシメロ。早くも「4.25」決戦へ向け、静かに動き出した。
(THE ANSWER編集部)