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村田諒太「普通の王者では許されない」 108秒の“代打スピーチ”に込めた王者の責任

村田は“真の世界一”へ「一番強い奴とやりたい」

 村田の挙げた海外奪取、複数階級、防衛記録、スーパー王者という肩書がついた“ただの世界王者”ではない日本人チャンプたちは、漏れなく上を見ている。言うまでもなく4月に日本人初の3団体統一戦に臨む井上、4階級制覇王者としてひた走る井岡にも期待が膨らむ。そして、日本ボクシング界史上最大規模の試合を目指しているのが村田自身だ。

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 次戦について、海外メディアではカネロこと4階級制覇王者サウル・アルバレス(メキシコ)とのビッグマッチの可能性が報じられている。IBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)も含め、世界の超強豪との試合となれば日本の歴史が動く。

「世界チャンピオンだからこそ、そこに留まるのではなく上を目指してやりたい。世界チャンピオンだからこそ、もっとみんなが盛り上がるような試合をしないといけない。各選手が色を付けないと。僕自身ももの凄くわかりやすい試合をしたい。一番強い奴とやりたいです」

 日本ボクシング界はどう進むのか。村田がスピーチに込めた世界王者の責任。現状を理解する日本人チャンプたちは、それぞれの志を胸に戦っていく。

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)


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