ネリら問題児に「火傷を負わされた」 米メディアが名伯楽の“被害”に同情
昨年11月のボクシングのWBC世界バンタム級挑戦者決定戦で体重超過を犯し、試合が中止となった元WBC王者ルイス・ネリ(メキシコ)。当時は6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)のチーフトレーナーを務めるフレディ・ローチ氏に師事していたが、恩を仇で返す結果に。米メディアは輝かしいキャリアで受けた“被害”に同情的に言及している。
名伯楽ローチ氏のキャリアに傷、ルイスの後任トレーナー特集で言及
昨年11月のボクシングのWBC世界バンタム級挑戦者決定戦で体重超過を犯し、試合が中止となった元WBC王者ルイス・ネリ(メキシコ)。当時は6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)のチーフトレーナーを務めるフレディ・ローチ氏に師事していたが、恩を仇で返す結果に。米メディアは輝かしいキャリアで受けた“被害”に同情的に言及している。
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「どのトレーナーがアンディ・ルイスJr.のキャリアを救えるのか?」と特集したのは、米スポーツ専門局「ESPN」だった。アンソニー・ジョシュア(英国)との世界ヘビー級3団体統一戦でリベンジを許し、タイトルを失ったルイス。敗戦後、トレーナーのマニー・ロブレス氏と決別することになったが、記事では30歳の元王者のキャリアを軌道修正できる4人の名伯楽をピックアップした。
その中にネリが指導を受けたローチ氏も登場した。手腕に疑いの余地はなく、寸評では「ローチは全米ボクシング記者協会の年間最優秀トレーナーに5度輝いている。戦いに向けてスターボクサーを準備させることにかけては熟知している」と解説。パッキャオ以外にも数々の名王者の名前を挙げ、彼が殿堂入りを果たす理由でもある」と絶賛している。
ルイスも若き日にローチ氏の運営するロサンゼルスのワイルドカード・ボクシングクラブで修行した経緯もある。規律面や気性に難のある問題児の扱いにも定評があるために、記事では「ルイスの求めるタイプの指導者だ。経歴に基づけば、ローチは尊敬を集めるタイプのトレーナーだ」と奔放な性格で知られるルイスとの師弟関係での相性の良さを予想する。