23年W杯8強打破へ「心配を申し上げると…」 ジョセフHCが挙げた2つの“桜の課題”
サンウルブズのスーパーラグビー除外の賛否は…ジョセフHC「貴重な機会だった」
現行のTLの日程が、選手、コーチングスタッフにとってベストであると訴えかけた。そして続けて「一つ心配を申し上げると」と課題をあげた。
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「スーパーラグビーの参戦がこれから先はなくなる。スーパーラグビーはハード、タフなラグビーを経験する貴重な機会だった。サンウルブズがどうなるかということは分からないが、スーパーラグビーという大会が、代表の強化に非常に貢献していたのは確かだと思う」
サンウルブズは2020年限りでスーパーラグビーから除外される予定だ。海外選手の実力に触れる機会が失われることになる。ともに会見に出席した藤井雄一郎強化委員長も同じ危機感を抱いていた。
「今までサンウルブズがあり、海外のチームとできたというのが今回のW杯で成功できた1つの要因であるのは間違いない。TLがどのレベルまで上がるのか、本当に国内だけでいいのか。そうであれば、バッティングしないように海外の遠征に行き、強化していきたい」
W杯の成功から、いいこと尽くしに思えたラグビー界も、課題はいくつかある。ジョセフHCらは実直に向き合うつもりだ。指揮官は、選手に向けて「今はTLで戦っているが、TLで意識してテストマッチのような試合をしてほしいと思う」と願った。23年W杯でさらに強い日本を見せつけるには、一つ一つ、課題を解決していくほかにない。
(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)