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井上尚弥戦へ、カシメロの問題は安定感の欠如 地元紙が強烈指摘「見るに堪えない」

ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)はWBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)と、4月25日(日本時間26日)に米ラスベガスでの対戦が濃厚となっている。フィリピン地元紙は打倒・井上に向けて、母国王者の抱える「問題」を指摘している。

井上尚弥(左)とジョンリエル・カシメロ【写真:Getty Images,AP】
井上尚弥(左)とジョンリエル・カシメロ【写真:Getty Images,AP】

フィリピン紙がカシメロの問題指摘「ベストな状態ならカシメロは破壊的だが…」

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)はWBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)と、4月25日(日本時間26日)に米ラスベガスでの対戦が濃厚となっている。フィリピン地元紙は打倒・井上に向けて、母国王者の抱える「問題」を指摘している。

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「クアドロ・アラス(カシメロの愛称)がロイヤルストレートフラッシュと対峙する」と特集したのは地元紙「セブ・スター」だった。記事では19戦全勝王者の井上の強さをポーカーで最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に例えている。

 3階級制覇王者同士の対決となる一戦だが、本命は井上だという。記事では「優位性。誰もが認めるように、無敗のイノウエが疑いないほど優位だ。相手を仕留めるパワーと両手のスピードをハイブリッドした彼の才能を前に、相手は酷くボコボコにされ、格の違いを見せつけられてきた」とモンスターの強さを認めている。パワーとスピードで対抗できなければ「(カシメロは)ただ蹂躙されるだろう」と分析している。

 そして、カシメロには弱点が存在するという。「安定感の欠如。カシメロの問題は常に一貫性のなさだった。正しい精神状態とコンディショニングを行なった際、彼はほとんど無敵なのだが」と記事では分析している。

 昨年11月にゾラニ・テテ(南アフリカ)からWBO王座を奪ったKO劇で強さを見せる一方、2015年のIBF世界フライ級タイトルマッチで対戦したアムナット・ルエンロン(タイ)戦で2度のダウンを奪われるなど、パフォーマンスを低下させる試合もあったと指摘している。

「ベストな状態ならカシメロは破壊的だ。しかし、そうではないときの彼は、見るに堪えない」と地元メディアからも辛口評価された王者。無敵のカシメロか、見るに堪えないカシメロか。井上とのラスベガス決戦ではどちらの顔を見せるのか。

(THE ANSWER編集部)


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