応援団、学ラン、神宮… 英BBCが東京六大学の伝統に関心「日本野球の独特な世界」
英公共放送「BBC」は日本の野球文化をクローズアップした特集を電子版に掲載。日本最古の野球リーグ、東京六大学が築いている独自の伝統について興味を示し、大々的に迫っている。
英公共放送BBCが「日本野球の独特な世界」と題して特集記事を掲載
英公共放送「BBC」は日本の野球文化をクローズアップした特集を電子版に掲載。日本最古の野球リーグ、東京六大学が築いている独自の伝統について興味を示し、大々的に迫っている。
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「日本野球の独特な世界」――。
こうタイトルをつけ、10日に掲載された記事で迫ったのは、プロ野球以上に長い歴史を持つ東京六大学野球だった。記事では「今夏、東京五輪では5つの新競技が採用され、その中にはホスト国として最も集客力を誇るスポーツ『野球』も含まれている。そして、試合となれば一風変わった特徴も見られる」と神宮の杜で文化を築いてきた学生野球を取り上げている、
1925年に創設され、日本最古の野球リーグであると紹介。「都内6つの有名大学(法政、慶応、明治、東京、早稲田、立教)によって戦われるリーグだ」とした上で「大学同士のライバル関係は強烈だが、選手同様、日本の野球はそのサポーターによるところも大きい」と各校の熱いファンが文化を作っていると言及。動画で実際に神宮球場のレポート映像を掲載している。
慶大―明大の試合で応援席でチアリーダーや学ラン姿の応援団が声を張り上げ、歌い踊る様子を公開。その上で、慶応NY学院出身の野球部学生スタッフ・森田雄也(4年)が「この経験は一生に一度。それは私がいつも夢見てきたこと。これがどれくらい大きいことか」と流暢な英語で語り、東京六大学でプレーすることの重みを明かしている。
字幕では各校が19世紀後半からチームを運営し、1926年に建てられ、東京で最も古い球場である神宮でプレーしていると紹介。その上で「日本の野球はいくつかの独特な特徴がある」とし、注目を寄せているのが応援団が着用している学生服だった。