五輪連覇を目指す女子ボクサーの強さの“土台” そのストイックな食生活とは
食生活や生活リズムまで徹底したルーティン化を図るアダムス
「しっかりとした食事はとても重要で、朝に身体を目覚めさせてくれます。朝食は卵とトーストかポリッジ(オートミールに牛乳または水を入れて作ったかゆ、英国人が朝食によく食べるもの)を摂りますね。昼食は鶏肉と野菜、そして少しの炭水化物――ご飯かパスタを取ります。夕食は野菜とステーキを食べます。そして炭水化物は19時以降に食べないようにしています。なぜなら脂肪として溜めてしまいますからね」
体重制限のあるボクサーが、1グラムの脂肪もそぎ落としたいのは誰もが知るところ。そこでニコラは食生活から生活リズムまで徹底したルーティン化を図っているという。「19時までに食事を終えて、22時もしくは23時までには睡眠するようにします。朝8時45分に始動できるように起きています」と、規則正しい生活を送っているそうだ。
ニコラは33歳となった現在も、2大会連続での金メダルを期待されている。彼女の強さの“土台”には、厳しいトレーニングとともに食生活の徹底ぶりもあるようだ。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer