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ウィザーズの“守備職人”を敵将も絶賛 リーグトップのスキルは名PGの父親譲り

“完封”されたヤング本人もペイトンを評価「素晴らしいディフェンダー」

 この試合前の時点で1試合平均29.2点をマークしていたヤングだが、この試合では本来のプレーをさせてもらえず。7本放った3Pは全て失敗に終わった。試合後にペイトンのディフェンスについて聞かれたヤングは「ゲイリー(・ペイトン)は非常に優れたディフェンダー」と評価しながらも、「多くのショットは自分のミスだ」と決めるべきところで決められなかった自らのパフォーマンスを反省した。

 ヤングを相手に1スティールを記録したペイトンは、ディフレクションもチームトップの3をマーク。これで今季ここまで1試合平均4.5ディフレクションとし、10試合以上出場した選手の中では、ペリカンズのドリュー・ホリデーと並んでリーグトップに立った。

 ペイトンの父親は、主に90年代にスーパーソニックス(現サンダー)で一時代を築いたPGのゲイリー・ペイトン。相手選手を、グローブが野球ボールを持っているように抑えたことから“ザ・グローブ”の異名持ち、最優秀守備選手賞やスティール王をはじめ、数々の栄誉を手にした“守備の達人”だった。この試合のパフォーマンスからもわかるように、現在ウィザーズの守備を支えるペイトンに、そのDNAはしっかりと受け継がれているようだ。

 トレイ・ヤング対策について「みんなが素晴らしい働きをした」と話したペイトン。トラッシュトークは父親から受け継いでいないようだが、2020年を3勝3敗でスタートさせたウィザーズにおいて、その存在感は日に日に増してきている。

(THE ANSWER編集部・土屋 一平 / Ippei Tsuchiya)


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