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ネリ、メキシコの地元メディアが「年間最高ボクサー」選出 “幻の第3戦”は触れず

昨年11月に予定されていたボクシングのWBCバンタム級指名挑戦者決定戦の前日計量で体重超過し、試合が中止となった元WBC世界王者ルイス・ネリ(メキシコ)。WBCは世界ランク1位からランク外とする処分を下されたが、母国メキシコの地元メディアは「年間最高ボクサー」にまさかの選出。地元人気の高さが浮き彫りになっている。

ルイス・ネリ【写真:Getty Images】
ルイス・ネリ【写真:Getty Images】

ボクシングが盛んな地元ティファナのメディアが選出

 昨年11月に予定されていたボクシングのWBCバンタム級指名挑戦者決定戦の前日計量で体重超過し、試合が中止となった元WBC世界王者ルイス・ネリ(メキシコ)。WBCは世界ランク1位からランク外とする処分を下されたが、母国メキシコの地元メディアは「年間最高ボクサー」にまさかの選出。地元人気の高さが浮き彫りになっている。

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「ティファナにおける年間表彰」と特集したのは、メキシコ地元メディア「エル・メヒカーノ」だった。米国との国境に位置するバハ・カリフォルニア州最大の都市で、メキシコで最もボクシングが盛んとされるティファナ出身の年間表彰を読者投票で決定。ボクシング部門でWBO世界スーパーウェルター級王者のハイメ・ムンギアを抑えて問題児が表彰を受けている。

 特集では「ルイス・パンテラ・ネリはティファナの最高ボクサーに選出された」と発表。キャリア30戦全勝で80%というKO率のデータとともに、2019年の戦績も紹介した。「2019年に米国で2試合を戦った。最初はマックジョー・アローヨを倒し、2戦目はフアン・カルロス・パヤノだ」と紹介したが、幻に終わった第3戦について言及することはなかった。

 ネリは前IBF世界王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)とWBCバンタム級指名挑戦者決定戦を行うはずだったが、前日計量で規定を1ポンド(450グラム)オーバー。再計量を命じられたが、ネリは体重を落とす努力をせずに試合は中止となり、ボクシング界で波紋を呼んでいた。

 山中慎介とのタイトルマッチに続く、体重超過で裁定を受けた悪童だったが、地元人気は依然として高い様子だ。

(THE ANSWER編集部)


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