2戦連続強豪撃破のウィザーズ リーグ最下位のディフェンスが向上している理由
スミスはコミュニケーションの重要性を強調
2日前のナゲッツ戦でキャリアハイの32得点をマークしたイシュ・スミスは、この日も持ち前の鋭いドリブルで相手を翻弄。27得点をマークし、勝利の立役者となった。そのスミスも今日のディフェンスには手応えを感じたようで「成熟してきている」と語り、試合序盤に機能したディフェンスの裏には、ディフェンシブコーチのマイク・ロンガバルディ存在があることを明かした。
「第一に僕らは若いチームだ。だから、今それを習得してきている。ディフェンス面で一番大きいのはコミュニケーション。コミュニケーションとトランジションディフェンス。その2つを今やっている。ハーフコートに入ったら、コーチが言うように“自分の持ち場を守らなければいけない”。基本的に相手をガードしてタフショットを強要する。良くなってきているし、その部分は成熟してきている。まだ成長段階だが、確実に進歩している」
タレント豊富なセルティックスを100点以下に抑えたことは、ウィザーズにとって非常に大きな意味を持つ。ブルックスHCも「このチーム(セルティックス)はイーストで2位のチームであり、オールスターに選ばれる可能性のある選手が3人いる。ケンバ(・ウォーカー)を欠いていたけれど、過去3、4年そうであったように、チャンピオンシップを争うチームだ。我々が今夜見せた精神が好きだし、これを継続しなければいけない」と満足感を示した。
エースのビールを欠いた試合で3勝2敗と好成績を残しているウィザーズ。その3勝はヒート、ナゲッツ、セルティックスと各カンファレンス上位のチームを相手に手にしたもの。各選手が自分の仕事をこなし、チームが攻守両面でスムーズに機能している今、エースが復帰した際にどのようなローテーションを組むだろうか。ブルックスHCにとっては、嬉しくもあるが頭を悩ます問題となりそうだ。
(THE ANSWER編集部・土屋 一平 / Ippei Tsuchiya)