大学ラグビー部マネージャー コンビニ&外食が多い選手に悩み、食生活の良い改善策は?
大学生レベルの選手が身につけておきたい食習慣は4点
具体的な取り組み方ですが、まずは簡単な食習慣のアンケートを行ってみましょう。以下に質問内容の例をいくつか挙げます。
○朝ごはんを食べていますか?
○朝ごはんによく食べているものは何ですか? 主食・主菜・副菜は揃っていますか?
○昼ごはんによく食べるものは何ですか? 主食・主菜・副菜は揃っていますか?
○夕飯によく食べるものは何ですか? 主食・主菜・副菜は揃っていますか?
○1日1回、牛乳・乳製品と果物をそれぞれ摂っていますか?
○トレーニングの前後に補食を摂っていますか? 補食は何を摂りますか?
○試合後に水分と補食を摂っていますか? 補食は何を摂っていますか?
加えて、各自カラダ作りやコンディショニングの目標、課題を記入してもらいます。すると、選手個々の食生活の現状や目標が明確になり、おのずと食生活の課題もみえてきます。書き込むことで「いつも朝食抜きで、お昼はコンビニおにぎり2個とインスタントラーメンだった」と気づき、選手本人やスタッフ陣も「これはまずい」と考えるようにもなります。
続いて、アンケートの結果からチーム全体の食生活の現状を把握。そこから、選手、コーチングスタッフ、マネージャー全員で話し合い、チームとしての目標を立てます。
大学生レベルの選手が身につけておきたい食習慣は、以下の4点です。
1)1日3回食事を摂る
2)食事は、主食+主菜+副菜の3つを揃える
3)牛乳・乳製品、果物を毎日摂る
4)1日3回の食事の他に、計画的に補食を摂る
以上のことから、「最初の1か月は、全員が朝食を摂る。2か月目は、主食、主菜、副菜の揃った食事を摂る」などと、優先順位を決めて目標を設定します。例えば、半分以上の選手が朝食を摂っていないのであれば、第一の目標を「毎日、朝食を摂ろう!」にする、という具合です。