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最近とにかく多い「子どもの食が細くて心配」の声 “たくさん食べられない子”卒業の3つのカギ

たくさん食べられるようになるには「トレーニングが必要」

 時間に余裕のある日は、子どもが残さない量を準備するのではなく、いつもより多めの食事を用意。そして、「しっかり噛んで、たくさん食べると、胃袋も強くなるんだよ。そうすればたくさん食べられるようになって、体も大きくなるよ」と、少しでも食べる量を増やせるよう、応援してあげましょう。

 私はよく「たくさん食べられるようになるには、トレーニングが必要だよ」と、子どもたちに伝えています。

「この子はまだ体が小さいから、成長期になったら食べるようになると思います」と言われる保護者の方もいますが、食べる力は自然には上がりにくい。ぜひ、「食べるトレーニング」を促し、たくさん食べられるよう、サポートしてあげましょう。

 最後の「腸活」ですが、こちらは発酵食品を摂ることから始めましょう。発酵食品に含まれる乳酸菌は、腸内環境を整えることで知られていますが、実は胃の粘膜を元気にし、消化を助ける働きもあります。ヨーグルトや納豆、味噌汁、キムチや漬物といった発酵食品を、食事時や補食に、こまめに出すとよいですよ。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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吉谷 佳代

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

江崎グリコ株式会社で健康食品開発や、スポーツサプリメントの研究開発に従事。その傍ら、多くのアスリート、学生スポーツ、ジュニアへの栄養指導、食育イベントに携わる。2013年に独立。以降、ジュニアからトップアスリートまで幅広い競技の選手に対し、栄養サポートを行う。現在、プロ野球・阪神タイガース、実業団女子バレーボール・JTマーヴェラスのチーム専属栄養士。過去には、シスメックス女子陸上競技部(2015~2020年)、Bリーグ・西宮ストークス(2014~2017年)、自転車ナショナルチーム(2013~2018年)をはじめ多くのプロ選手やジュニア選手の栄養サポート実績を持つ。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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