最近とにかく多い「子どもの食が細くて心配」の声 “たくさん食べられない子”卒業の3つのカギ
たくさん食べられるようになるには「トレーニングが必要」
時間に余裕のある日は、子どもが残さない量を準備するのではなく、いつもより多めの食事を用意。そして、「しっかり噛んで、たくさん食べると、胃袋も強くなるんだよ。そうすればたくさん食べられるようになって、体も大きくなるよ」と、少しでも食べる量を増やせるよう、応援してあげましょう。
私はよく「たくさん食べられるようになるには、トレーニングが必要だよ」と、子どもたちに伝えています。
「この子はまだ体が小さいから、成長期になったら食べるようになると思います」と言われる保護者の方もいますが、食べる力は自然には上がりにくい。ぜひ、「食べるトレーニング」を促し、たくさん食べられるよう、サポートしてあげましょう。
最後の「腸活」ですが、こちらは発酵食品を摂ることから始めましょう。発酵食品に含まれる乳酸菌は、腸内環境を整えることで知られていますが、実は胃の粘膜を元気にし、消化を助ける働きもあります。ヨーグルトや納豆、味噌汁、キムチや漬物といった発酵食品を、食事時や補食に、こまめに出すとよいですよ。
(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)