[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

最近とにかく多い「子どもの食が細くて心配」の声 “たくさん食べられない子”卒業の3つのカギ

栄養・食事の観点からジュニア世代の成長について指南する、「THE ANSWER」の保護者向け連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」。プロ野球・阪神タイガースなどで栄養サポートを行う公認スポーツ栄養士・吉谷佳代氏が講師を務め、わかりやすくアドバイスする。今回は「食が細い子ども向けの『胃を元気に保つ3つのカギ』」について。

今回は「食が細い子ども向けの『胃を元気に保つ3つのカギ』」について【写真:写真AC】
今回は「食が細い子ども向けの『胃を元気に保つ3つのカギ』」について【写真:写真AC】

連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」第45回

 栄養・食事の観点からジュニア世代の成長について指南する、「THE ANSWER」の保護者向け連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」。プロ野球・阪神タイガースなどで栄養サポートを行う公認スポーツ栄養士・吉谷佳代氏が講師を務め、わかりやすくアドバイスする。今回は「食が細い子ども向けの『胃を元気に保つ3つのカギ』」について。

 ◇ ◇ ◇

 ここ数年、「子どもの食が細くて心配です」という保護者の声がとにかく多いのですが、合宿で彼らの食事の様子を観察すると、確かに「たくさん食べられない」選手がどの年代も少なくないと感じます。

 私たちが食べ物を「食べて」「消化する」までには、「口」「喉」「胃」と、大きく3つの関門があります。食べ物は、まず口の中で咀嚼され、少し消化されます。そして、喉を通り胃袋に到達。よく食べる選手を観察していると、食べ物をたくさん口に入れてもしっかり噛める力と、それを飲み込む力があると感じます。

 そして、消化・吸収を引き受ける「胃」が元気でないと、どんなに噛む力、飲み込む力があっても、たくさん食べられるようにはなりません。例えば夏バテもそう。暑さや緊張によるストレスで胃腸に元気なくなり、食べられなくなってしまいます。逆に胃が元気であれば、しっかり消化できるので、結果、食欲も上がってきます。

 そこで今回は、「胃」を元気にする方法についてお話しましょう。

 胃を元気に保つカギは、「十分な睡眠」「目覚めのスイッチ」、そして「腸活」です。

1 2 3

吉谷 佳代

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

江崎グリコ株式会社で健康食品開発や、スポーツサプリメントの研究開発に従事。その傍ら、多くのアスリート、学生スポーツ、ジュニアへの栄養指導、食育イベントに携わる。2013年に独立。以降、ジュニアからトップアスリートまで幅広い競技の選手に対し、栄養サポートを行う。現在、プロ野球・阪神タイガース、実業団女子バレーボール・JTマーヴェラスのチーム専属栄養士。過去には、シスメックス女子陸上競技部(2015~2020年)、Bリーグ・西宮ストークス(2014~2017年)、自転車ナショナルチーム(2013~2018年)をはじめ多くのプロ選手やジュニア選手の栄養サポート実績を持つ。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集