「食べると胃袋は大きくなる」の噂は本当? 子どもの食べる力の維持に必要なこと
体を大きくしたい子どもたちは「食トレ」も大事
ポイントは「たくさん食べられる人は、胃が柔らかく、大きく膨らむことができる」ということです
静的ストレッチを、継続して行うと、筋肉の柔軟性は徐々に上がり、体が柔らかくなりますよね。内臓も筋肉でできていますから、胃も同じです。ストレッチを継続する、つまり、表面積を広げるためにたくさん食べることを繰り返すことにより、だんだん大きく膨らませることができるようになるのです。
また、胃の中の食べ物の量に合わせて、胃液に含まれる消化酵素(食べ物を分解し、消化・吸収を促す酵素)は分泌されるといわれています。
つまり、胃が柔らかく、伸長収縮がすごく活発にできる方は、たくさん食べられるし、消化も早い、ということ。逆に、伸長収縮の弱い人はちょっと食べるだけで、お腹いっぱい、という状態になってしまいます。
体を大きくしたい、もっと食べられるようになりたい子どもたちは、少し無理をしてでもたくさん食べられるようにトレーニングする「食トレ」も大事です。
例えば、お茶碗を一回り大きくしてご飯を自然と多く盛れるようにする、おかずを1品増やすなど、少しずつでいいので、「ちょっと無理してでも頑張って食べる」ことを続け、胃の柔軟性を上げましょう。