「食べると胃袋は大きくなる」の噂は本当? 子どもの食べる力の維持に必要なこと
栄養・食事の観点からジュニア世代の成長について指南する、「THE ANSWER」の保護者向け連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」。プロ野球・阪神タイガースなどで栄養サポートを行う公認スポーツ栄養士・吉谷佳代氏が講師を務め、わかりやすくアドバイスする。第34回は「食べる力」について。
連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」第34回
栄養・食事の観点からジュニア世代の成長について指南する、「THE ANSWER」の保護者向け連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」。プロ野球・阪神タイガースなどで栄養サポートを行う公認スポーツ栄養士・吉谷佳代氏が講師を務め、わかりやすくアドバイスする。第34回は「食べる力」について。
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12月は体作りのシーズン。来年度に向けて、強度を上げた練習をされるチームさんが多いと思います。
そこで大事になるのが、「食べる力」です。
ジュニアからユース、大学生を対象にセミナーを行った際、よく「胃袋って大きくなるのですか?」という質問を受けます。おそらく、多くの方が「たくさん食べ続ければ胃袋は大きくなっていく」というウワサ話を耳にしているのだと思います。
結論から言うと、毎日、たくさん食べていても、胃袋の大きさそのものは変わりません。でも、大きく膨らむようにはなります。
胃袋は何かを食べると、食べ物の量に合わせて風船が膨らむように、表面積がビヨーンと広がり、大きくなります。そして、少しずつ消化して腸に送り込んだ後、再び元のサイズに戻ります。