スポーツ選手が果物を摂るべき本当の理由とは 青森のJリーガーは高校生とりんごの重要性を学習
スポーツを通した食育活動が地元の生産者や旬の果物・野菜を見直すきっかけに
日本では年々くだものの消費量が減っています。国民健康・栄養調査によると、2001年から2019年までの約20年間に国民が一日に摂取する果物の量は、約3割減少。特に15~29歳の若い世代では1日43~66g程度しか食べていない、という統計が出ています。
そして食料自給率は4割を割っています。農業の高齢化が進む日本では、自国で生産する農産物は貴重な食料です。
選手たちは自身の健康とパフォーマンスにおける果物の役割について学ぶことで、一層食への関心が高まり、そのことを発信することにつながります。また、地元の方たちと共に地域の課題解決に向けて取り組むことで、幅広い年齢の方との交流が深まり、選手やチームを応援したい気持ちも生まれてきます。
スポーツを通した食育活動が、地元の生産者や旬の果物・野菜を見直すきっかけとなり、青森の食文化を豊かにし、さらには青森のスポーツ文化を一層盛り上げていくことを楽しみにしています。
(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)