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スポーツ選手が果物を摂るべき本当の理由とは 青森のJリーガーは高校生とりんごの重要性を学習

スポーツを通した食育活動が地元の生産者や旬の果物・野菜を見直すきっかけに

 日本では年々くだものの消費量が減っています。国民健康・栄養調査によると、2001年から2019年までの約20年間に国民が一日に摂取する果物の量は、約3割減少。特に15~29歳の若い世代では1日43~66g程度しか食べていない、という統計が出ています。

 そして食料自給率は4割を割っています。農業の高齢化が進む日本では、自国で生産する農産物は貴重な食料です。

 選手たちは自身の健康とパフォーマンスにおける果物の役割について学ぶことで、一層食への関心が高まり、そのことを発信することにつながります。また、地元の方たちと共に地域の課題解決に向けて取り組むことで、幅広い年齢の方との交流が深まり、選手やチームを応援したい気持ちも生まれてきます。

 スポーツを通した食育活動が、地元の生産者や旬の果物・野菜を見直すきっかけとなり、青森の食文化を豊かにし、さらには青森のスポーツ文化を一層盛り上げていくことを楽しみにしています。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

 ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJリーグ横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビーリーグワン・埼玉パナソニックワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けてのスポーツ食講座なども行う。著書に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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