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スポーツをする人の食事の整え方3つのコツ 鉄分補給は「ミロ」の牛乳割りもオススメ

鉄分の補給は麦芽飲料の「ミロ」もオススメ

<2>主食・主菜・副菜の食事+1日のどこかで果物、牛乳・乳製品を摂る

 食事は主食・主菜・副菜を揃え、1日1回、果物と牛乳・乳製品(ヨーグルトやチーズなど)を摂ります。基本的なことですが、これらを心がけるだけで、自然と栄養バランスが整います。果物はバナナやみかんなど、手に入りやすいものでOKです。

 加えて、アスリートの場合、スポーツ活動や発汗により不足しやすい栄養素や成分があります。それは、カルシウム、ビタミンD、食物繊維、そして特に女性が不足しやすい鉄です。

 これらは特に意識してとってほしいのですが、買い置きの食材を食事に加えたり補食にしたりすると、しっかり摂れるようになります。おすすめの食材は以下の通りです。

○カルシウム源……牛乳、ヨーグルト、チーズ、いりごま、じゃこ、にぼし(にぼしを使った菓子やつまみもよい)
○ビタミンD……ツナ缶(味付けフレーク)、さんまの缶づめ(味付け)、さばの缶詰(水煮)、ビタミンD強化乳飲料
○食物繊維……オートミール、野菜100%ジュース、乾燥わかめ、冷凍の枝豆、きな粉、米を炊くときに混ぜる、もち麦・雑穀米
○鉄……納豆、豆乳、鉄分を強化したグラノーラ、米に混ぜて炊く鉄分強化のサプリ米

 鉄分の補給は麦芽飲料の「ミロ」もおすすめ。これを牛乳で割れば、カルシウムと鉄分、ビタミンDをまとめて摂れます。

<3>たんぱく質と糖質が不足しないように注意する

 運動をする方の場合、トレーニングに見合ったたんぱく質量を摂ります。目安は、体重1kg当たり1.3g~1.8gです。その際、一度にまとめて摂るのではなく3回の食事と補食で摂り、1回当たり20~25gを目安にすると筋たんぱく質の合成が促進されます。

 糖質量は、体重1kgあたり最低5g~7g(中強度の運動を1時間程度行う場合)です。例えば70kgの方であれば1日350~490gの糖質を、食事と補食で摂ります。
食品のたんぱく質量も食事管理アプリやインターネットなどで簡単に調べられますので、よく食べる食材を一度チェックしておくとよいですよ。

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橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

 ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJリーグ横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビーリーグワン・埼玉パナソニックワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けてのスポーツ食講座なども行う。著書に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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