働く大人こそ飲むべき? オレンジジュースは“午後のもうひと踏ん張り”に効果的
忙しく働く大人世代が日常のパフォーマンスを上げる方法を“食”から考える「THE ANSWER」の連載「働く人の食事術」。Jリーグやラグビートップリーグをみてきた公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏が日々のパフォーマンスを上げる食事術を指南する。
連載「働く人の食事術」―アスリートにも定番、オレンジジュースは何がいいのか
忙しく働く大人世代が日常のパフォーマンスを上げる方法を“食”から考える「THE ANSWER」の連載「働く人の食事術」。Jリーグやラグビートップリーグをみてきた公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏が日々のパフォーマンスを上げる食事術を指南する。
今回は「オレンジジュース」について。子どもはもちろん、アスリートにとってもお馴染みの飲み物だが、オレンジジュースはいったい何がいいのか。実は働く大人にとってもメリットが大きい、その効果とは?
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オレンジジュースは、アスリートやスポーツをする子どもたちの、補食や食事時の水分としてお馴染みの飲み物の一つです。含まれる主な栄養成分は、「糖質」「ビタミンC」「カリウム」。これらは運動前・後のエネルギー補給やリカバリー、そして怪我の予防・回復をサポートします。
実はオレンジジュースに含まれている栄養素は、働く大人にとっても体が喜ぶ成分ばかり。糖質(ブドウ糖)は脳の栄養源であり、ビタミンCはストレスの多い現代人が消耗しやすい栄養素。ともに不足すると、集中力の低下や疲れにつながります。午後の眠くなる時間や、小腹が空いたとき、集中力が落ちたときなどにオレンジジュースを飲むと、冷たさも手伝って、心身ともにリフレッシュ。エンジンが再びかかり、夜までもうひと踏ん張りできます。
もちろん、退社後や休日に体作りやスポーツを楽しむ習慣のある人にはとってもオススメ。運動後の疲労回復をサポートするだけでなく、発汗で失われた水分とカリウムを補給することで、こむらがえりなどの筋肉の痙攣や脱水を予防。さほど激しくないスポーツであれば、運動の1時間ぐらい前に飲むと、エネルギーを補給し、プレー中の集中力アップにもつながります。
ただし、1日に飲む量はコップ1~2杯(市販の200ml程度のジュースパック1~2本分)が適量です。果汁にも糖分は含まれているので、飲みすぎはカロリーオーバーにつながります。「体にいいから」とガブガブと飲むのは避けてくださいね。