サッカー日本代表が実践「筋肉復元に最適」 試合後に出される意外な疲労回復メニュー
日本代表選手たちが楽しみにしている定番メニューは…
「試合後のロッカ―ルームでは、試合終了後30分以内にバナナ、もしくはおにぎり1個を食べてもらうようにしています。その後、1時間以内に良質なタンパク質を摂ることによって、筋肉のダメージの回復を早めるというのが、今の栄養学の常識となっています」
酷使した肉体の疲労回復を促すために、早めの栄養補給が重要となるという。特に筋肉をリカバリーするためには速やかにタンパク質を摂る必要性があるが、試合終了後、日本代表選手はメディア対応や移動などで時間を費やすことになる。そのため最低限の栄養素となるバナナ、おにぎりをロッカールームで摂るようにしているという。
その後、宿舎へと戻った選手たちが楽しみにしている定番メニューは、西さん特製のカレーライスだ。多くの日本人が愛する定番料理だが、アスリートの食事としても非常に優秀だという。
「栄養補給と、試合後の筋肉の復元に最適です」と西さん。エネルギー源となる白米とともに、疲労回復に効果的なビタミンB1とタンパク質が豊富に含まれる豚ばら肉、ニンジンや玉ねぎ、ジャガイモなど栄養豊富な食材がふんだんに使われ、バランスよく栄養を摂ることができる。また程よい辛さがあるルーが食欲を増進させる。
西さんがカレーライスの魅力を再認識したのは、今年1月に行なわれたリオデジャネイロ五輪アジア最終予選でのこと。手倉森誠監督率いるU-23日本代表の6大会連続五輪出場をサポートするために専属シェフとして帯同。その際、驚きがあったという。