冬のウイルスに隙を見せない2つの方法 スポーツ選手の合宿でも好評な風邪予防メニュー
乾燥し、寒さが身に染みる季節。疲れがたまり、睡眠不足などが重なると、簡単にウィルスに入り込まれ、風邪を引いてしまう。そこで、Jリーグの横浜F・マリノスやラグビートップリーグのパナソニックワイルドナイツなどの栄養サポートを手がける、公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏に、風邪予防に効果的な食事について聞いた。
第一歩は粘膜と抵抗力・免疫力の強化
乾燥し、寒さが身に染みる季節。疲れがたまり、睡眠不足などが重なると、簡単にウィルスに入り込まれ、風邪を引いてしまう。そこで、Jリーグの横浜F・マリノスやラグビートップリーグのパナソニックワイルドナイツなどの栄養サポートを手がける、公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏に、風邪予防に効果的な食事について聞いた。
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風邪の予防は、とにかく菌やウィルスに対して「隙」を見せないことです。ポイントは2つ。1つ目は粘膜を強化すること、2つ目は抵抗力と免疫力を高めることです。
菌やウィルスは皮膚に覆われていない、鼻やのどの粘膜から体内に侵入します。普段は様々な分泌液が菌の侵入をガードしていますが、乾燥する秋冬は粘膜も乾燥しやすく、体を守る働きも低下。そのため、粘膜を強化する工夫が有効です。
もしも菌やウィルスが体に侵入しても、健康で丈夫であれば風邪を引きません。疲労がたまっていたり、栄養不足や寝不足だったりすると、隙を突かれ、ダウンしてしまいます。ですから、免疫力や抵抗力を高めることが、風邪予防につながるのです。
抵抗力、免疫力アップに役立つ栄養素はタンパク質とビタミンエース(ビタミンA、C、E)です。ビタミンエースが豊富な食材は、色の濃い野菜や果物。今の時期でしたら、冬に旬を迎える春菊、ニラ、ほうれん草、ブロッコリー、水菜、れんこん、キウイ、みかんなどがおすすめ。おやつにも良いナッツ類もビタミンEが豊富です。