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おもちゃ営業の元DeNA戦士 パソコン扱えなかった戦力外当時から8年「想像できない成長」

おもちゃ営業も重要任務「成長させてもらえた」

 カシマヤ製作所は、社員6人の少数精鋭。営業として勤める内藤さんは社長から「プロ野球統括マネージャー」の肩書を拝命している。

 同社ではFranklinのバッティンググローブの他、MLBで活躍したバリー・ボンズ氏が使っていたハードメイプルバットの最高峰「SAM BAT(サムバット)」、日本ハムの新庄ビッグボスが着用していることで話題になった「100%(ワンハンドレッド)」などを扱っており、内藤さんはプロ選手とも密に連絡を取り合っている。

 大事な仕事はもう一つ。同社の売れ筋商品も多数ある「おもちゃ営業」だ。

 ウォーターガンや公園で遊べる親子スポーツグッズ、なわとびのほか、エンゼルスやドジャースのロゴ入りのおもちゃバット、ミニグラブ、ボールも取り扱う。昨年は大谷翔平投手の二刀流での大活躍もあり、エンゼルスグッズの問合せが多数寄せられた。

「(おもちゃバットなどは)野球を始める裾野の子供たち、3~6歳くらいまでのお子さんと親御さんに人気です。プロ野球選手へとの関わりもありますが、会社としてはおもちゃがメインですから、僕の中では両方を主の業務のつもりで頑張っています」

 天国から地獄に突き落とされた感覚に陥ったあの日から、8年以上が経過した。「何もできなかった男が、経験をさせていただいたおかげで当時から想像できないくらい成長させてもらえた」。自分と同じように、突然プロ野球人生から進路変更を迫られる未来の“後輩”に伝えたいのは「いろんな所に行って、人と会うのは大事」ということ。

「僕もそうでしたが、クビと言われた後は頭が真っ白になったり、何も考えたくないとマイナスな気持ちになると思います。そういった中でも、いろんな方が声をかけてくれて、お話をしてくれる。頭ごなしに断るのではなく、まず聞くというのが大事なんじゃないかと」

 今後はアマチュア球界、草野球を楽しむ選手にも会社で取り扱う用具を広めたい思いがある。「おもちゃの仕事もまだまだ自分だけではできないことが多いですし、まずはより成長したい」。野球しか知らなかった自分もここまで変われた。その事実が、さらなる成長欲を高めている。

■内藤雄太(ないとう・ゆうた)

 1983年11月29日、神奈川県生まれの38歳。横浜商工(現・横浜創学館)では高校通算23本塁打を記録。八戸大では3年春、秋とリーグ三冠王に輝き、4年時には日米大学野球に出場。打率.563で首位打者を獲得した。05年の大学・社会人ドラフト3巡目で横浜入団。2011年の開幕戦では中日・浅尾からサヨナラタイムリーを放つなど99試合に出場した。2013年限りで現役引退。スポーツオーソリティでの勤務を経て、現在はカシマヤ製作所の営業職として活躍している。現役時代の身長・体重は182センチ・84キロ。右投げ左打ち。

(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)

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