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社会人侍ジャパン4番ら 野球部出身のプロ営業集団が考える“他の部活より強いこと”

就活に向かう野球部へのメッセージ「折れない心を持つこと」

――これから就職活動、次のステップに向かう野球部の人へ、ビジネスの世界で活躍されている皆さんからメッセージをお願いします。

大谷「プロセスは非常に大事。結果に結びつかなかったとしても、どう手足と頭を動かしたか。野球部は、頭を使う前に手足を動かす伝統のようなものがあるけれど、そこをもう少し柔軟に使えればいいと思う。

 ただ、手足を使っていたが故に行動ができる面もあるので、そこは自信を持った方がいい。面接では、自分が何をやってきて成果を得たか、マイナスの部分はどこで、どう変えてきたのかを、ビジネスと親和性のある形で話ができればいいと思います。

 僕も学生の時は手と足を動かしていただけでした(笑)。野球をやっていたから頑張れるところもありますけど、『このままで駄目だな』と気付くポイントも社会に入ってからある。『野球がメインで勉強は後』と、頭を使わなかった人も結構多いと思います。いつか気付くときがくると思いますが、早く気付けるといいですよね」

高島「現役でやっている選手に関して、プロになるなどの目標があるなら、基本的にはそこに対して頑張ってほしい。僕もそうでしたが、引退してからいろんな人に会って、情報を得た方がいいと思いますし、中途半端な気持ちで会社に入ってしまったら後々後悔すると思います。

 その中で気付くこともあると思いますが、まずはいろんな人に会って、自分の良さも見つけて、自分に合った会社を選んでいただくことが大事だと思います。ですので、野球をやっている方はギグセールスが合っていると思います!」

沓掛「僕は1つだけ。折れない心を持つということ。『絶対こうなってやる』と強い気持ちがあれば、勝手に行動するし、考える。そこだけ持って、元気があって、野球部の根性があれば基本的に何の仕事でもできるって、僕自身は思っています。

 人間、動きだしたら何でもできると僕自身が証明したいと思っています。そう思うようになってから上手くいくようになった。『もっと早く気付いておけばよかった』という後悔が強いので、後悔したことや失敗談を『自分みたいになって欲しくない』という形で他の人にも伝えています。早く気付ければそれだけ人間的にも成長できるし、野球もうまくなる。本気になったら、大体のことは何でもできるってことを分かってほしいなと思います」

◆大谷真徳(おおたに・まさのり):世田谷学園高―立正大―独立リーグ・徳島
 1988年度生まれ、神奈川県出身。独立リーグ・徳島では外野手として、13年に年間MVP、ベストナインを獲得。14年には打率.340、6本塁打、56打点で首位打者、打点王の2冠に輝いた。同年限りで引退し、昨年10月にギグセールス入社。現在は営業部長を務める。

◆高島秀伍(たかしま・しゅうご):桐蔭学園高―東洋大―セガサミー―独立リーグ・香川
 1991年度生まれ、神奈川県出身。セガサミーでは外野手として日本選手権準優勝を経験。独立リーグ・香川には投手として入団し、1年目の17年に150キロ計測。18年には最多勝(8勝)、最多奪三振(110個)、ベストナインを獲得した。同年に引退後は人材関係の外部委託営業を経験。今年2月にギグセールスに入社した。

◆沓掛祥和(くつかけ・よしかず):慶応高―慶大―トヨタ自動車
 1994年度生まれ、神奈川県出身。慶大4年時に東京六大学選抜のオランダ遠征に参加。トヨタ自動車では強打の一塁手として、19年の都市対抗準優勝に貢献。社会人野球表彰で本塁打王(6本)、打点王(20打点)、ベストナインを獲得した。社会人侍ジャパンでも4番打者を経験。昨年2月に退社し、4月からギグセールスに入社した。

◆福山敦士(ふくやま・あつし):慶応高―慶大準硬式野球部
 1989年生まれ、神奈川県出身。緑中央シニア(現 横浜青葉シニア)でジャイアンツカップ優勝。慶応高では投手として2年春の甲子園8強入りに貢献。慶大準硬式野球部では学生コーチとして、同校を57年ぶりの全日本大会出場に導いた。卒業後はサイバーエージェントに入社。25歳でグループ会社の取締役に就任し、16年に独立。これまで4度のM&A(売却)を行い、20年にギグセールス株式会社の取締役に就任した。

(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)

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