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ヘビー級最強は誰だ!? フューリーはワイルダーと再戦へ、ビッグマッチが続々実現

11月~来年2月にかけてビッグマッチ計画が目白押し

○11月23日 ラスベガス 
 WBCタイトル戦
 デオンテイ・ワイルダー対ルイス・オルティス(未発表)

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○12月7日 サウジアラビア
 WBA、IBF、WBOタイトル戦
 アンディ・ルイス・ジュニア対アンソニー・ジョシュア

○2月22日 ラスベガス 
 WBCタイトル戦
 デオンテイ・ワイルダー対タイソン・フューリー(未発表/ワイルダーがオルティスに勝った場合という条件付き)

 この魅力的なビッグファイトシリーズは、ボクシングの範疇を超えた注目を集めることは間違いない。3戦ともリマッチだが、どれも勝負の行方が読み難いのが大きい。まずは11月のオルティス戦でワイルダーが順当に勝ち抜き、米英両方で巨大ビジネスになりそうなフューリーとのリマッチにコマを進めることを多くの関係者が願っている。その勝者がルイス対ジョシュアの勝者と最終決戦を行うことになれば、ヘビー級に綺麗なシナリオが生まれる。

「デオンテイ・ワイルダー、次はお前だ。すべては準備だったんだ」

 ワリン戦後にはリング上でそう息巻いたフューリーにとっても、これから先はワリン戦以上に心身のコンディションを整えて臨む必要があるのだろう。まずはカットした右目の完全治癒が先決。ワイルダーとの再戦ではワリン戦で受け取った1250万ドルの数倍のファイトマネーが望めるだけではなく、自身のレガシーを定める大勝負になる。久々に盛り上がった最重量級の頂点に立つのは、フューリーか、あるいは他の強豪か。今後しばらく、“巨人たちの戦い”から目を離すべきではない。

(杉浦 大介 / Daisuke Sugiura)

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杉浦 大介

1975年、東京都生まれ。高校球児からアマボクサーを経て、フリーランスのスポーツライターに転身。現在はニューヨーク在住で、ボクシング、MLB、NBAなどを題材に執筆活動を行う。主な著書に「日本人投手黄金時代 メジャーリーグにおける真の評価」(KKベストセラーズ)、「イチローがいた幸せ」(悟空出版)。

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