[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

シンクロ選手は日常行動もシンクロ? 「あうん」生む職業病「どこに行くのも一緒」

審判も演技に好みあり? 採点競技の難しさ「審判は機械じゃないので…」

「泳いでいても、雰囲気でチームの出来はわかります」

 こう話した青木氏。だからこそ、採点が自分の感覚もずれている時もあるという。

「合っている気がしたり、ずれていたり、水中でわかる。ただ、思ったより採点が良い時、悪い時は当然あります。審判は機械じゃないので。人間だから好みがある。演技や曲調の種類、そういうところによって分かれることもある印象です」

 ただ、演技をする条件は全チーム一緒だ。青木氏は「出た点数が実力と思うのがベストです」と言う。昨年のリオデジャネイロ五輪ではチーム、デュエットともに銅メダルを獲得した日本。シンクロ界全体でいえば、王者・ロシア、2番手・中国を追う3番手の立場にいる。

 日本の武器である演技の正確性と統一性を武器として、表彰台を一つでも上るため、しのぎを削っている。

◇青木 愛(あおき・あい)

 地元の名門クラブ・京都踏水会で水泳を始め、8歳から本格的にシンクロナイズドスイミングに転向。ジュニア五輪で優勝するなど頭角を現し、中学2年から井村雅代氏(現・代表HC)に師事する。20歳で世界水泳に臨む日本代表選手に初選出されたが、肩のケガにより離脱。その後も補欠に回ることが多く、「未完の大器」と称された。北京五輪代表選考会では劣勢を覆し、代表の座を獲得。欧米選手に見劣りしない恵まれた容姿はチーム演技の核とされた。引退後は、メディア出演を通じてシンクロに限らず幅広いスポーツに携わっている。

【了】

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer


W-ANS ACADEMY

1 2 3
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集