東京五輪で躍進も? 日本に新星誕生の予感 ブレイクの香り漂う「2人の原石」
水泳の世界選手権(ブダペスト)は23日から競泳が開幕する。7個のメダルを獲得したリオデジャネイロ五輪から1年、初出場7人とフレッシュな顔ぶれとなった今大会。世界の大舞台で、日本競泳界に新星は誕生するのか。元日本代表の伊藤華英氏に「ブレイクの原石」を挙げてもらった。
【短期連載第2回】元五輪代表・伊藤華英さんが挙げた17歳と21歳の女子スイマー
水泳の世界選手権(ブダペスト)は23日から競泳が開幕する。7個のメダルを獲得したリオデジャネイロ五輪から1年、初出場7人とフレッシュな顔ぶれとなった今大会。世界の大舞台で、日本競泳界に新星は誕生するのか。元日本代表の伊藤華英氏に「ブレイクの原石」を挙げてもらった。
伊藤氏は01年の福岡大会で初めて代表入り。世界選手権が出発点となり、08年北京五輪で背泳ぎ100メートル8位入賞まで飛躍を遂げた。かつての自身と同じように、今大会をきっかけにブレイクする逸材は誰か。
名前が挙がったのは、2人の女子スイマーだ。
「大橋悠依選手と長谷川涼香選手です。大橋選手は今年、代表デビューした21歳。北島康介選手などを育てた平井伯昌先生が指導を受けてきて、萩野選手とも一緒に練習していて、いい環境にいる。長谷川選手はリオ五輪に出場して、星奈津美選手のメダルを見ている。その星選手が引退したことで『自分がやらなきゃ』という気持ちが強い。そういう責任感が出てきたのは素晴らしいと思います」
173センチと恵まれた体格を誇る21歳の大橋は200メートルと400メートルの個人メドレーにエントリー。一方、長谷川は17歳と若く、200メートルバタフライに出場を予定している。
特に、大橋についてはメダルの可能性もあり、今大会次第では東京五輪での躍進も見えてくるという。