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日本球界を駆け巡った仰天ニュース 「23歳無名投手がMLB契約」のなぜ…ざわつくスカウト陣、沖縄での1か月に“伏線”

身長181cmの体格から力強い直球を投げ込む金城【写真:JWL提供】
身長181cmの体格から力強い直球を投げ込む金城【写真:JWL提供】

金城が高めたJWLの価値、周囲の刺激に

 律儀な性格の金城。契約のリリースが出る1週間ほど前に鷲崎代表やJWLのコーチ陣へ個別に連絡し、「最終チェックに通れば契約になりそうです」と伝えていた。

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 鷲崎代表はリリース後にも本人から直接吉報を受けた。「沖縄がざわついてるよ」「みんな応援してる」と話すと、「マジすか。うれしいです」と弾んだ声で応じた金城。「僕が活躍することでJWLの価値を上げ、周りの選手たちに勇気を与えられるように頑張ります」と決意を語ったという。

 トライアウトリーグの立ち上げから4年が経過したJWL。第2回からは、実践経験を積むことを目的とした「アドバンスリーグ」を加えた2リーグ編成となり、第3回からNPB球団も選手派遣を始めた。この年に参加した米国出身野手のロビー・テネロビッツは契約には至らなかったが、その後に西武のキャンプにテスト生として招待を受けた。

 第4回の昨年は、岡田が韓国プロ野球のフューチャーズリーグ(2軍)に新規参入した蔚山ホエールズと契約したり、チェコのボリス・ヴェチェルカ投手がワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の代表チームに招集されたりするなど、参加選手のレベルが目に見えて向上している。リーグの存在感が国内外で高まってきている証左だろう。

 鷲崎代表は第4回を終えたタイミングで、「あと3年くらいで確実にMLBと契約する選手が出てくる」とリーグの発展に手応えを感じていたという。その矢先の金城の契約締結。「私たちは1年目からMLBのスカウトが来ていることを謳っていましたが、今回本当に参加選手が契約を勝ち取りました。他の選手からは『刺激になった』などの反応が見られます。私も本当にうれしい気持ちでした」と喜びを語る。

「陽の目を見ない場所に光を」という確固たる理念のもと、野球界における世界の登竜門としての役割を確立しつつあるJWL。金城が切り開いた新たな可能性は、リーグの価値をさらに押し上げたことは間違いない。今後、同様なルートでMLBに挑戦する選手が現れる可能性は十分にある。

(長嶺 真輝 / Maki Nagamine)

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