「弱音吐いてる場合じゃ…」 リオ五輪銀メダルから9年…飯塚翔太の今、34歳になっても走り続ける理由

国スポ恒例のほっこりエピソード「毎回ビフォーアフターの写真を撮る」
世界で活躍する裏で、13年から続けて出場してきた国スポ(23年までは国体)。ほっこりするエピソードがある。今大会、リレーでチームを組んだ高3の佐藤と高1の松下は、かつて飯塚のイベントに参加したことがある少年たちだった。
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少年男子B(高1、中3)100メートルとの2冠を達成した松下は「(飯塚は)陸上を始めた頃からずっとスターで憧れだったので、バトンを渡せると知った時からすごくうれしかった」とにっこり。自分の年齢のおよそ半分の未来のスターたちとの交流を飯塚はうれしそうに話す。
「初日に合流した時に、イベントの時の写真を見せてくれて『え!』みたいな。国スポはそういうことが誰かしらある。毎回ビフォーアフターの写真を撮るんですよ。(昔撮った写真と)同じ角度から、座っていたら同じように座ったりして。ありがたいです」
リレーに専念し、予選・準決勝・決勝と3本走った今大会で今季は終了。「最後は足がもつれるかと思った。何とか走り切りました」と安堵の表情を見せる。来季の目標を聞かれると「自己ベストを更新したい」と力強い。9月には地元・静岡の隣、愛知(名古屋)でアジア大会も待っている。
過去の自分を超えるため、またトラックに帰ってくる。
(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)
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