「トップスタンダード」で世界に驚きを― リーチマイケル「僕が選手に言ったこと」
ラグビー日本代表は6月にテストマッチを3試合を行い、1勝2敗で終えた。2年後に迫ったW杯日本大会に向け、フィフティーンは何を掴んだのか。「3試合で一つずつ、課題が出てきた」と語ったのは、主将のリーチマイケルだ。
6月の日本代表テストマッチ3試合を1勝2敗…復帰の主将が感じた「課題」
ラグビー日本代表は6月にテストマッチを3試合を行い、1勝2敗で終えた。2年後に迫ったW杯日本大会に向け、フィフティーンは何を掴んだのか。「3試合で一つずつ、課題が出てきた」と語ったのは、主将のリーチマイケルだ。
初の大会3勝を挙げ、旋風を巻き起こした15年W杯イングランド大会。当時、主将として戦った男が2年ぶりに桜のジャージーに袖を通した。メンバーは入れ替わり、若返りも進んでいる。24日の世界ランク3位のアイルランド戦に敗戦後、リーチは「ラグビーの原点は戦うこと」と述べた上で3試合を総括した。
「フィジカリティ、ブレイクダウンの部分はよくできたと思う。感じたのは世界トップ3のメンタルのタフさ。今までのチームは50分でギブアップするが、アイルランドは最後の最後まで暑さにもよく耐えていた」
この日の試合、アイルランドはアウェー、しかも暑さの中、闘争心をむき出しにして向かってきた。結果、日本は13-35で完敗した。リーチは手応えを感じる一方、明確な課題も口にした。
「ファイトして戦う気持ちはよくできていた。戦術面をもうもっと磨けばいい戦いができると思う。やろうとしていることは間違っていない。しかし、ゲームの中でどういうオプションを使うかが足りていない。ゲームアンダステンディング(理解力)を高めないと」