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32歳になる井上尚弥が過酷練習…怪我or成長「紙一重です」 脳ミソまで追い込む記録的ベガス決戦

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が5日、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで行われる5月4日(日本時間同5日)のWBA世界同級1位ラモン・カルデナス(米国)との防衛戦に向け、神奈川・横浜市内で会見した。10日に32歳の誕生日を迎え、ベテランの域に入ってきたモンスター。脳まで追い込む猛練習で偉業の懸かるベガス決戦に臨む。興行はPrime Videoで独占生配信。戦績は31歳の井上が29勝(26KO)、29歳のカルデナスが26勝(14KO)1敗。

会見を行った井上尚弥【写真:小池義弘】
会見を行った井上尚弥【写真:小池義弘】

井上尚弥がベガス決戦へ猛練習

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が5日、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで行われる5月4日(日本時間同5日)のWBA世界同級1位ラモン・カルデナス(米国)との防衛戦に向け、神奈川・横浜市内で会見した。10日に32歳の誕生日を迎え、ベテランの域に入ってきたモンスター。脳まで追い込む猛練習で偉業の懸かるベガス決戦に臨む。興行はPrime Videoで独占生配信。戦績は31歳の井上が29勝(26KO)、29歳のカルデナスが26勝(14KO)1敗。

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 井上の触手がビビッと反応した。「次、この選手になるぞ」と大橋秀行会長からもらった挑戦者カルデナスの動画。ダウンを奪われながら判定勝ちしていた。現在14連勝中。「ジャブも強い。凄くパワーがあって精神力もタフ。気の抜けない戦いになる」。海外開催は5度目、2021年6月以来3度目の本場ラスベガスだ。

「非常にワクワクしています。会場も楽しみ」。実は前回のラスベガス開催時、練習への道中で見上げたのがTモバイル・アリーナだった。普段は約2万人を収容できる。「凄い会場だな」と、会長と話をして4年。日本人が米国の大規模会場でメインイベントを務めるのは初めてだ。

 大型興行へ、今まで以上に抜かりない練習に励む。今週は元世界3階級制覇王者・八重樫東トレーナーの特別メニュー「ヤエトレ」でフィジカルを集中強化。高強度の筋トレは体づくり以外にも効果を発揮する。

「強度の高いトレーニングをやり切ることがメンタルトレーニングになる。ラスベガスで、それもTモバイル・アリーナでやるなら精神的にも強くしないと。脳のスタミナとか精神的な部分も大事になってくるので、かなり追い込んでいます」

 見守る大橋会長は「練習に貪欲。記録、結果を出していると、天狗になってもおかしくない。それがないのが一番すごいですよね」と目を丸める。年齢と比例して高まる練習の激しさ。強くなるためには必要だと説く。

「ボクサーは怪我をするか、強くなるかという闘いをしています。常にギリギリの闘い。今の練習量は凄いです。やはり年齢も意識しているのではないでしょうか。自分との闘いです。ヤエトレは故障しないためのトレーニング。始めて数年が経ちますが、間違いなく効果が出ています」

 井上も「よく言っているように本当に紙一重ですよ」と細心の注意を払っている。

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