苦しんだ“りくりゅう”世界Vの裏にマインド回帰 1度目とは違う「感情入り混じる」喜びを得るまで【単独インタビュー】
5日から始まる世界最高峰のアイスショー「スターズ・オン・アイス ジャパンツアー2025」。大阪公演に出演する世界選手権優勝ペアの“りくりゅう”こと三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が「THE ANSWER」の単独インタビューに応じた。苦しんだシーズン前半戦からの転換点、世界一になった2人が信頼関係を築き上げている方法などについて聞いた。(聞き手=THE ANSWER編集部・宮内 宏哉)

5日からアイスショー「スターズ・オン・アイス」開催
5日から始まる世界最高峰のアイスショー「スターズ・オン・アイス ジャパンツアー2025」。大阪公演に出演する世界選手権優勝ペアの“りくりゅう”こと三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が「THE ANSWER」の単独インタビューに応じた。苦しんだシーズン前半戦からの転換点、世界一になった2人が信頼関係を築き上げている方法などについて聞いた。(聞き手=THE ANSWER編集部・宮内 宏哉)
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――世界選手権2大会ぶり2度目の優勝おめでとうございます。この優勝はお二人にとって、どんな意味を持ちますか?
三浦「2023年、埼玉の世界選手権で優勝させていただいた時は素直にただ嬉しいという気持ちだけだったんですけど、それから2年間、お互い怪我があって、本当に苦しい時期をたくさん乗り越えてきたので。たくさんの感情が入り混じった……なんと言えばいいのか分からないんですけど、嬉しかったです。やっぱりシーズン前半戦に結果が出ない試合が多かったので、本当に安堵と、自分たちの練習を信じてよかったなっていう気持ちがありました」
木原「やっぱり2023年の時はただ嬉しいという気持ちが強かったんですけれども、今年の世界選手権は怪我、病気を乗り越えて掴みとれた優勝だったので、前回のただ嬉しいという気持ちよりは、いろんなもの、気持ちが混ざった嬉しさだったかなと思います」
――苦しかったシーズン前半戦から、好転したポイントはどこにあったのでしょうか。
木原「やっぱり全日本選手権ですかね。前半戦は2人ともどうしてもいいものを求めすぎていて、気持ち的に空回ってしまう部分が多かったんですけど、全日本を機に『やっぱり、もう一度楽しんでやることが大事だよね』っていうことをしっかりチーム内で共有することができたので。ミスが出たとしても、ネガティブにならずに常にポジティブにいられる、そのマインドに戻ってくることができたのが大きかった」
三浦「どうしても結果を求めすぎてしまうことがシーズン前半戦はあったので、その話し合いが終わった後に、自分たちの楽しむという感情を優先しようと話してから、後半戦は結果とともにいい演技ができたかなと思います」
――全日本選手権ではどんなやり取りがあったのでしょうか。
三浦「全日本のショートプログラムでも、ポジティブではなくネガティブなところ、『これダメだったよね』っていう話が多かった。全日本が終わってから、そういうのは良くなかったよねっていう話し合いはありました」
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