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レアル15歳中井卓大、1年で身長10cm急成長も成長痛なし 恩師が明かす、その理由とは

トレーニングに励む久保(左)と中井【写真提供:一般社団法人 JAPAN体幹バランス指導者協会】
トレーニングに励む久保(左)と中井【写真提供:一般社団法人 JAPAN体幹バランス指導者協会】

急激な成長も成長痛とは無縁、そのワケとは?

 木場氏は中井に対して、起床後、学校に行く前に行うトレーニングメニューを提供している。

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「ピピは週4日、しっかりメニューをこなしていると話していました。体幹に刺激を与えるメニューですが、膝周りを強化する狙いも組み込んでいます。その1つがT字後ろ足伸ばしというものです。膝とつま先が同じ方向を向いて、バランスを取るメニューですが、大腿四頭筋を意識して使うように指導しています。このメニューをしっかりこなせないと、関節に負担がかかりやすくなります。毎朝のトレーニングで大腿四頭筋で上半身をしっかりと支える感覚を養っています。そして、筋力もついています。この部分も成長痛が全くないという現在に繋がっている印象があります」

 これまでも天才と呼ばれた多くの才能が膝の大怪我でキャリアを棒に振ってきた。中井は日々のトレーニングで膝周りを強化。怪我のみならず、成長痛の苦しみとも無縁な体を作っているという。

「建英ともトレーニング中も切磋琢磨していました。これまで指導してきたトップアスリート以上のプロ意識も感じさせてくれます。日本サッカー界を牽引するような存在になってもらいたいですね」

 マドリードで才能をグングン伸ばす「Pipi」。衝撃的な急成長にプロトレーナーは目を細めていた。

(THE ANSWER編集部)

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木場 克己

KOBA式体幹バランストレーニング協会代表

プロトレーナー

 小2年で柔道を始め、小6の南九州柔道大会で優勝、優秀選手賞を獲得。中3で県内の大会のタイトルを優勝で飾る。全九州大会団体の部で優勝・県大会軽量級個人戦2位。高校でレスリングを始め、56キロ級九州大会で優勝。インターハイ、国体は団体戦3位。腰椎圧迫骨折で現役を退き、医療人の道へ。鍼灸師、柔道整復師、FC東京ヘッドトレーナー(95~02年)、G大阪ユーストレーニングアドバイザー(2016年~)、長友佑都専属トレーナー。

URL:http://kobakatsumi.jp/

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