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台湾の後輩に日本語で「お疲れ!!」 3年ぶり日本復帰の陽岱鋼、19歳の挑戦に「もっと来いよ!!」

1打席だけの対決は、陽が孫の内角152キロに詰まり一ゴロ【写真:羽鳥慶太】
1打席だけの対決は、陽が孫の内角152キロに詰まり一ゴロ【写真:羽鳥慶太】

自らと同じ道を歩き始めた19歳に笑顔「台湾の高校生は…」

 それは、かつての陽が歩いた道だ。鎌ケ谷にやってくるのは、巨人のファームで過ごすことが多かった2021年以来。2006年の日本ハム入りからしばらく暮らした球団寮も、グラウンドもそのままだった。

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「僕の19歳の時はひたすら股割りでしたからね。もうヘロヘロになって、ご飯を食べたらまた夜間練習。福良さん(=淳一、現オリックスGM)、厳しかったな。懐かしいですよね」

 遊撃手としてプロ入りした陽は、ここで内野守備を一からやり直した。股関節の柔軟性をつけるため、連日の股割りで悲鳴を上げていた。孫にもこれから、日本だからこそできる様々な発見が待っているだろうと言う。

「台湾の高校生は、みんなアメリカに行こうとするんですよね。中々日本には来ない。彼はすごい決断をしたと思うし、僕も正直楽しみですよ。日本は上下関係も厳しい。そこに19歳でいきなり飛び込んで……。周りはみんな大人で難しいこともあると思う。疲れることもあると思うけど、応援したい」

 この日の孫は1イニングを投げ、四球を1つ与えただけの無失点で降板した。当然、次の対戦もあり得る状況だが陽は「もっとイニングを投げられるようになれば、たくさん対戦もできる。でもその前に、自分の調子を何とかしないとね……」と苦笑いだ。翌20日はスタメンを外れたものの、今度は自分のために貴重な舞台と言葉を得た。

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