【現地記者の目】村田諒太戦を予想 挑戦者が電話取材で語った「ムラタの弱点」とは
10月20日、ラスベガスのパークシアターで行われるボクシングWBA世界ミドル級タイトルマッチはタイプの違う2人のボクサーの対戦となった。基本に忠実なパワーファイターの村田諒太(帝拳)と、オールラウンダーのロブ・ブラント(米国)。王者と指名挑戦者の激突とあって、技術的にもハイレベルな攻防戦が期待できる。

タイプの違う両者の激突、在米ライター・杉浦大介氏が見所を徹底解説
10月20日、ラスベガスのパークシアターで行われるボクシングWBA世界ミドル級タイトルマッチはタイプの違う2人のボクサーの対戦となった。基本に忠実なパワーファイターの村田諒太(帝拳)と、オールラウンダーのロブ・ブラント(米国)。王者と指名挑戦者の激突とあって、技術的にもハイレベルな攻防戦が期待できる。
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「(指名挑戦者と対戦できるのは)嬉しいです。わかり易いんでね。そこのモチベーションが高かった。指名挑戦者に勝てば、王者として言う権利ができるだろうし、王者の地位も確立されると思うので、そういう意味でも楽しみです」
対戦相手がブラントに決まるまでには紆余曲折もあったが、18日の会見時にそう語っていた通り、村田本人はこの対戦を望んでいたようだ。
アマ全米王者の肩書きを誇るブラントは、プロでも23勝(16KO)1敗の戦績を持つ右ボクサーファイター。スケール感こそないものの、スキル、スピード、パワーをすべて平均以上に備えた好選手ではある。
敗戦は1階級上のスーパーミドル級でワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)に出場し、元WBA、WBO世界ライトヘビー級王者ユルゲン・ブレーマー(ドイツ)に体格負けした1敗のみ。プロでの海外戦、スーパーミドル級戦、12回戦はすべて初めてだっただけに、判定での初黒星にも言い訳の余地はある。
しかし、経験不足を感じさせたドイツでのブレーマー戦後に実力がどれだけ伸びているか、そして、ミドル級トップと比較したときにその力がどのレベルにあるかを推し量るのは簡単ではない。それゆえに村田戦の展開予想も難しい。そんな中でもブラントのファイトプランと今戦のポイントを探るなら、今月頭の電話取材で挑戦者が筆者に語ったこんな言葉にヒントが隠されているのではないか。
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