井上尚弥の井上尚弥評は「70点」 プロ11年、26戦全勝の中で誇れるもの「誰も超せないものを…」
次戦の相手は誰だ、フェザー級転向時期の想定は…
日本人最多タイの世界戦通算21勝、そのうちKOが19回。2階級4団体統一は全てKOで奪った。世界レベルの選手を圧倒してきた証しだ。
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これまで通り体と相談しながら適正階級で戦う方針だが、「来年、再来年は自分の体の成長具合がなんとなくわかっている」とスーパーバンタム級は現時点で2025年末までを想定。5階級制覇がかかるフェザー級転向は2026年になる感触のようだ。年間の試合数は「2年で6試合はやりたいです」と希望。「だからこそ(来年初戦の希望は)5月です」と2017年以来7年ぶりの年間3試合を求めた。
WBAは4月にタパレスに判定負けしたムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が、WBCは元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)が指名挑戦権を持つ。米メディアなどでは東京Dでのネリ戦が有力視されている。東京Dなら1988、90年に2度世界戦に臨んだマイク・タイソン(米国)以来34年ぶり。日本人のメインイベントは初めてだ。
ネリは2018年の山中慎介戦で体重超過を犯し、日本ボクシングコミッション(JBC)から無期限資格停止処分を受け、日本で試合ができない状態。しかし、3年で資格審査申請が可能となり、ネリ側から申請があればJBCで処分の継続、解除などが再び検討される。
井上は興味を抱く選手について「アフマダリエフ、ネリ」と挙げつつ、「今は相手について言えることはない。あとは大橋会長が決めること。(もし東京D開催が実現したら)そりゃ楽しみですよ」と話すにとどめた。大橋秀行会長は「これからゆっくり考えます。(東京Dは)選択肢としてあります」と多くは語らなかった。
毎年、夢を見させてくれるモンスター。同じ時代にいる巡り合わせへの感謝は尽きない。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)