山下美夢有、個人4冠の秘訣は「美味しいご飯」 予選落ち海外メジャーでも痛感した食の重要性
海外メジャーでは「食事が一番辛かった」
一方、苦戦した海外メジャーでは別の形で食の重要性を痛感することになった。「食事が一番辛かった。日本食を食べるのにずっと慣れているが、海外だとやはりジャンクフードが多い。毎日食べることもできないし、イタリアンや日本食も行ってみたが、私には合わなかった」。体重も減少し、良いコンディションで臨むことができなかった。
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こうした失敗も踏まえ、山下は1年を表す漢字一文字として「学」を挙げた。
「海外メジャーでなかなかうまくいかなかった。色々な選手と回らせていただいて、技術面でも凄く学ぶことが多くあった。また、後半戦は体調を崩してしまった。体調管理もこの1年間戦う中で一番大事なことだと思う」
年間最優秀選手賞、賞金ランク1位、平均ストローク1位、JLPGA栄誉賞の個人4冠に加え、「Hitachi 3Tours Championship JLPGAチーム」の一員としても特別賞を与えられた山下だが、そこに慢心はない。「学び」の1年を経た来季、パリ五輪出場にも意欲を見せる女王はどんな景色を披露してくれるだろうか。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro-Muku)