「お願いだから打たないでと言ったのに…」 大谷翔平と知られざる逸話、WBCで戦った元同僚の感銘
大リーグ・エンゼルスからフリーエージェント(FA)になっている大谷翔平投手が16日(日本時間17日)、2021年以来自身2度目となるア・リーグMVPに輝いた。そんな大谷と2022年にエンゼルスで同僚だったアーロン・ホワイトフィールド外野手が「THE ANSWER」の取材に応じ、二刀流スターとの思い出を振り返った。(取材・文=THE ANSWER編集部・鉾久真大)

オーストラリア代表ホワイトフィールドに独占インタビュー
大リーグ・エンゼルスからフリーエージェント(FA)になっている大谷翔平投手が16日(日本時間17日)、2021年以来自身2度目となるア・リーグMVPに輝いた。そんな大谷と2022年にエンゼルスで同僚だったアーロン・ホワイトフィールド外野手が「THE ANSWER」の取材に応じ、二刀流スターとの思い出を振り返った。(取材・文=THE ANSWER編集部・鉾久真大)
【注目】日本最速ランナーが持つ「食」の意識 知識を得たからわかる、脂分摂取は「ストレスにならない」――陸上中長距離・田中希実選手(W-ANS ACADEMYへ)
「今年のWBCでショウを相手に戦えたのは、僕の野球人生の中で最もクールな瞬間だったかもしれない」
東京ドームで16日から開催されている「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023」にオーストラリア代表として出場しているホワイトフィールド。今春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)も含め、国際大会のために来日するのは今回で10回を数える。そんな27歳に「日本での一番の思い出」を尋ねてみると、自ら大谷の名前を挙げて、嬉しそうに振り返った。
「米国で彼と同じチームでプレーする機会があったけど、彼と敵として対戦できて、しかも彼が母国でプレーしているところを見られたんだ。母国のためにプレーするのはとても特別なこと。僕もそれを知っているから、彼にとっても特別なことだったと分かる。スタジアムは満員で、クレイジーな雰囲気だった。彼が戻ってくるところを見られて、多くのファンが興奮していたね」
日本にとって1次ラウンド・プールBの4戦目だった3月12日のオーストラリア戦。初回に大谷から待望の1号3ランが飛び出した。右中間の巨大スクリーンに直撃する特大弾。中堅を守っていたホワイトフィールドは「追いかけもしなかったよ。ただ見ていただけ」と呆れたように笑う。
試合前には水原一平通訳も交えて談笑。「お願いだからホームラン打たないでねと言ったら、彼は僕に『お願いだから盗塁しないで』って返してきたんだ。君がホームラン打たなかったら……って言ってたのに第1打席で打っちゃうんだから」。あっという間に反故にされた思い出に、ついつい頬が緩む。
![[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト](https://the-ans.jp/wp-content/themes/the-answer-pc-v2/common/img/logo_c1.png)










