「日本人としてどう思う?」 選手を怒らせた過去も…8強目前ラグビー日本・ジョセフHCの変化
HCへの要望はタイミングが大事、長谷川コーチ「お酒を飲んでいる時が一番」
結びつきを密にしながらここまで来た。長谷川コーチは、説明のないまま練習をしていた時期を思い返し、「今はそれがなくなってきた。今は選手に任せて決めさせることが多い。いいチームになってきた」と確信。ともに歩んだ道のりはチーム力を高めている。
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「8年も一緒にやっていると、考えていることもわかる。僕やジェイミー、他のスタッフが選手から誤解されている部分はほぼなくなっている。誤解がある時は話し合っているし、いい人間関係になっている。でも、(要望を出す)タイミングが大事。『カーッ!』ってなった時に言うと、『うるさい!』となるので(笑)。お酒を飲んでいる時が一番言いやすい。何でも言うことを聞いてくれる」
日本はこの日の現地時間午前10時45分頃から冒頭約20分のみ練習を公開。BKとFWに分かれ、FW陣は1対1のほか、相手ボールから複数人でのディフェンスタックルなどの動きを確認した。ジョセフHCは自ら身振り手振りでリーチ・マイケルら選手たちに指示。まだ最高気温30度にもなるトゥールーズで自ら笛を吹き、大一番へ一緒に汗を流した。
今大会後の退任がすでに決まっている。今週末を最終戦にはさせない。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)