【アジア大会ライター取材日記】言葉も金額も心配なし 配車サービスは東京五輪の参考に
アジア大会も2日の閉会式で幕を閉じる。「THE ANSWER」では現地で取材するライター・平野貴也氏による取材日記を展開。取材最終日となる14日目は男子サッカーを取材。期間中の移動の際に大活躍した、あるものとは――。
14日間の取材では便利な配車サービスをフル活用
アジア大会も2日の閉会式で幕を閉じる。「THE ANSWER」では現地で取材するライター・平野貴也氏による取材日記を展開。取材最終日となる14日目は男子サッカーを取材。期間中の移動の際に大活躍した、あるものとは――。
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14回にわたってお届けした取材日記は、今回が最終回です。まず先に、何度か読んでいただいた読者の皆さんと、ネタ切れを感じながらも打ち切らなかった編集部に感謝します。テリマカシ(インドネシア語で「ありがとう」)。開催地のジャカルタ、大会会場の雰囲気、試合の裏側にある光景や物語……アジア版五輪と呼ばれるアジア大会の面白さなどが少しでも伝わっていれば嬉しく思います。
取材最終日となった9月1日は、男子サッカー決勝戦に行きました。会場は、ジャカルタの南に位置するボゴールという町にあるパカンサリ競技場。プレスセンターから報道陣専用のシャトルバスがありましたが、原稿が終わらずに乗り遅れ、ホテルから直接、向かいました。
利用したのは「Grab」という配車アプリ。米国の「Uber」に似たサービスです。スマートフォンに表示される地図上で「呼び出し先」と「行き先」を指定。金額を確認して予約ボタンを押すと、ドライバー検索が始まり、オーダーを受けた車の車種、ナンバー、ドライバーの顔写真とともに、金額も表示されます。多くの場合は「3分で行く」などのショートメッセージが送られて来ます。自動翻訳機能がついていて、日本語で読み取れます。
外国のタクシー利用は、まず金額が心配。次に行き先の説明が面倒ですが、すべて解決してくれます。回り道をしても金額は同じです。オーダーから3分ほどで車が到着。約50キロ、1時間強の道のりとなり、20万3000ルピア。約1500円でした。クレジットカードを登録すれば、現金のやり取りが不要。お釣りを持っていないドライバーも多いので、助かります。日本の配車アプリより断然便利。外国人利用客の私には、とても便利でした。