NBA制覇で名乗る「世界王者」を揶揄 世界陸上2冠ライルズから滲むプライド「俺たちが世界だ」

名選手たち不在に嘆き「ボルトはどこ? どうして招待しない」
華やかな北米4大プロスポーツが人気を集める一方、今大会に物足りなさを感じていた。
【注目】日本最速ランナーが持つ「食」の意識 知識を得たからわかる、脂分摂取は「ストレスにならない」――陸上中長距離・田中希実選手(W-ANS ACADEMYへ)
「この世界陸上、見渡してみてもボルトは見ないし、アサファ(パウエル)も見ないし、ヨハン(ブレーク)も見かけない。偉大な過去のチャンピオンたちはどこにいるんだよ? なぜここにいないんだ? どうしてトップレベルのアスリートを招待しないんだ?」
レジェンドたちが観戦していない。ビッグネームがそこにいるだけでも、より多く視線が集まるかもしれない。だからこそ、現世界最速の男は積極的なメディア露出を心がけた。米放送局「NBCスポーツ」では、密着ドキュメンタリー「Untitled: The Noah Lyles Project」が公開されたばかり。Netflixのドキュメンタリー撮影も進行中だ。
ボルト以来の2冠を達成し、短距離界の顔となった。2019年ドーハ大会4×100メートルリレーも含め、5個目の金メダル。次は他競技のスーパースターやアーティストなど、世界的セレブリティーとの共演も視野に入れているという。
「まずはメダルを獲ることがスタート。メダルがなければ、誰が注目するっていうんだ? メダルを獲って、タイムを出したら、より多くの人が関心を持ってくれるようになる」
派手な行動も、トラック上のパフォーマンスも、全ては陸上に関心がない層にも知ってもらうためだ。米国を含め、世界中の報道陣の拍手を巻き起こした会見。陸上界を“俺が引っ張る”という強い覚悟を感じさせた。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)
![[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト](https://the-ans.jp/wp-content/themes/the-answer-pc-v2/common/img/logo_c1.png)










