【パンパシ水泳】萩野公介、いまだ残る“後遺症” ネクタイを結べない右肘で掴んだ2つのメダル
競泳のパンパシ水泳(東京辰巳国際水泳場)第3日は11日、男子200メートル個人メドレーで萩野公介(ブリヂストン)は1分56秒66で3位。400メートルの銀メダルに続き、今大会2個目のメダルを獲得した。
15年に右肘骨折「怪我がなかったら『自分でネクタイ、結べるのにな』とか」
競泳のパンパシ水泳(東京辰巳国際水泳場)第3日は11日、男子200メートル個人メドレーで萩野公介(ブリヂストン)は1分56秒66で3位。400メートルの銀メダルに続き、今大会2個目のメダルを獲得した。
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一度は「自分の体じゃないみたい」と思った右肘を懸命に動かし、水をかいた萩野。15年、自転車で転倒し、右肘を骨折。リハビリを経て、翌16年リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得したが、その後に患部を手術。一度生じてしまった感覚のズレはなかなか取り戻せず、昨年は苦しんだ。
実は、いまだ“後遺症”も残っている。4月に取材した時、怪我について聞くと、こんな話を明かしてくれた。
「怪我がなかったらと思う部分もいっぱいありますよ。『自分でネクタイ、結べるのにな』とか。肘を怪我してから、後ろに手が回らないんですよね。そういうことを日常的に思う部分もあります」。手術の影響で肘の可動域が狭まり、首の後ろまで腕が回らず、ネクタイを自分で結ぶことが難しいという。