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「僕もエースなんだ」 車いすの中大サッカー部員・持田温紀が実現した、創部95年で初の快挙

一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)が、3月6日に都内で開催した年間表彰式「UNIVAS AWARDS 2022-23」。華やかな雰囲気のなかで学生アスリートや指導者、団体が表彰されたが、全13部門の中で最も大学スポーツらしい賞と言えるのが、「サポーティングスタッフ・オブ・ザ・イヤー」だろう。運動部の活動を日々支える学生を表彰するもので、今年度の最優秀賞は2人。その1人が、中央大学サッカー部の持田温紀さんだ。

サポーティングスタッフ・オブ・ザ・イヤー最優秀賞を受賞した中央大学サッカー部の持田温紀さん(左)とプレゼンターの登坂絵莉さん【写真:大学スポーツ協会提供】
サポーティングスタッフ・オブ・ザ・イヤー最優秀賞を受賞した中央大学サッカー部の持田温紀さん(左)とプレゼンターの登坂絵莉さん【写真:大学スポーツ協会提供】

中央大学サッカー部・持田温紀さんインタビュー前編、ピッチ外から伝えるスポーツの魅力

 一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)が、3月6日に都内で開催した年間表彰式「UNIVAS AWARDS 2022-23」。華やかな雰囲気のなかで学生アスリートや指導者、団体が表彰されたが、全13部門の中で最も大学スポーツらしい賞と言えるのが、「サポーティングスタッフ・オブ・ザ・イヤー」だろう。運動部の活動を日々支える学生を表彰するもので、今年度の最優秀賞は2人。その1人が、中央大学サッカー部の持田温紀さんだ。

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 4歳の頃から夢中でサッカーボールを追いかけていたが、高校1年生の時に自転車事故により車いす生活に。自由に歩くことができず、つらい現実を目の当たりにするなかで、再び持田さんに希望の光を与えたのもサッカーだった。中央大に進学後も、様々な縁がありサッカー部に入部。事業本部で営業を担当し、創部以来初のユニフォームスポンサー獲得につなげた。ピッチで戦う選手を陰で支えながら、持田さん自身も再び取り戻した大好きなサッカーで熱くなれる日々――。前編では大学進学までの経緯と、中大サッカー部の事業本部スタッフとして創部以来初のスポンサー獲得につながった舞台裏を語ってくれた。(取材・文=THE ANSWER編集部・谷沢 直也)

 ◇ ◇ ◇

 レッドカーペットの上を車いすで進み、スポットライトの当たる壇上へ。プレゼンターを務めたレスリングのリオデジャネイロ五輪女子48キロ級金メダリスト・登坂絵莉さんから最優秀賞のメダルと賞状を受け取ると、持田さんは晴れやかな表情を見せた。そしてマイクを握り受賞者として発した言葉は、自らを支えてくれた周囲への感謝の言葉だった。

「今回の受賞はサポーティングスタッフ部門という名前であるものの、実際のところは僕自身が中央大学サッカー部のみんなに支えられていたように感じています。僕は元々サッカーをしていましたが、車いす生活になってできなくなりました。そうしたなかで入院中の僕を励まして下さった方々、再びサッカーの道で熱くなれる機会をくださった方々に本当に感謝を申し上げたいと思います」

 持田さんは地元の町田市で、4歳の頃からサッカーを始めた。小学生の頃は週6日もプレーするほどのサッカー少年。進学した町田市立金井中学校では、顧問の先生の方針により練習メニューや試合中の戦術を選手が決めることになり、「選手監督」を務めた。

「サッカーはプレー以外でも楽しめるっていうことを感じ始めたのは、中学の時の経験でしたね。選手主体になると、みんなが最後の最後のところで努力しようとし出すので、意外と劇的な勝利とかも多かった気はします」

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