「KUNOICHI」ファイナル進出で話題 なぜ、岡部紗季子は“女版SASUKE”に挑んだのか
TBS系の人気番組、女性版SASUKE「KUNOICHI 2018」が1日、放送され、出場者50人で唯一ファイナルステージに進出した元体操日本代表の岡部紗季子さん。ユニバーシアードに2度出場した抜群の身体能力を生かし、難解な課題を次々と突破する姿はネット上を中心に話題を呼んだ。そんな彼女が、体操のフィールドを飛び越えた番組に挑戦し続ける理由とは?
前夜放送「KUNOICHI 2018」唯一ファイナル進出、元体操日本代表が挑戦を続ける理由とは
TBS系の人気番組、女性版SASUKE「KUNOICHI 2018」が1日、放送され、出場者50人で唯一ファイナルステージに進出した元体操日本代表の岡部紗季子さん。ユニバーシアードに2度出場した抜群の身体能力を生かし、難解な課題を次々と突破する姿はネット上を中心に話題を呼んだ。そんな彼女が、体操のフィールドを飛び越えた番組に挑戦し続ける理由とは?
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「今回、3回目の挑戦で、ファイナルステージに進出できてホッとしています。KUNOICHIはいつも、本番一発勝負。現場に行ってみないと、どんな種目が待っているのかわからないし、リハーサルもない。だから毎回、(クリアできる)自信は全くありません。今回、REDステージ、BLUEステージともに最速タイムを出せましたが、実は緊張が激しすぎて、自分がどうクリアしたのかを全く覚えていないんです(笑)」
「KUNOICHI」出場は今回で3度目。昨年2月に初出場した「KUNOICHI 2017」ではファーストステージであるREDステージの“反り立つ壁”に手こずり、タイムオーバーで敗退。以降、パルクールや格闘技系のトレーニングを積み、チャレンジしている。
「今回、挑戦するにあたり、特に自分に足りないと感じたのが持久力、瞬発力、体幹力。『KUNOICHI』って常に時間との闘いで、一時も休めない。しかも、もの凄い緊張感があるので、すぐに息が上がってしまうんです。まずは持久力をつける。そして、現役時代の瞬発力やバランス力を思い出しつつ、ブラッシュアップすることが、トレーニングの目標でした。元格闘家・大山峻護さんのもとで、パーソナルトレーニングを受けていたのですが、これが良かったと思います。BLACKステージは、腕力が必要な種目が多くて心配だったのですが、意外とできた。腕力がついただけでなく、体の使い方がうまくなった気がします」
岡部さんは現役引退後、コーチ業を学び、現在、子供向けの体操・体育教室で指導を行う。指導者となった今、自らが真剣勝負を挑むのは「KUNOICHI」だけ。「出場することで、教えている子供たちの励みになったらうれしい」と話す。