紀平梨花、完全復活への「4か月」プラン 氷上に立てない日々で研ぎ澄ませた感覚
12月の全日本選手権は「ノーミスで、アクセル入りでやりたい」
今シーズンに向けて「試合に出られる状態になることだけが楽しみ」とも語っていた紀平は、「治ったら1、2か月で3回転+3回転の構成で普通にやれると思う。2、3か月くらいでアクセル、4回転を開始できるのかなと思っているので、治る時期にもよるのですが、4か月くらいあればいつも通りの状態にはなるのかなと。段階を踏んで感覚を大事にしながら、しっかりと順番を守って徐々に上げていきたい」とし、“12月”を一つの目標として見据えていることも明かしていた。
【注目】育成とその先の未来へ 野球少年・少女、保護者や指導者が知りたい現場の今を発信、野球育成解決サイト「First Pitch」はこちら
「一番は(12月の)全日本選手権を目標にしているので、その大会でノーミスで、前みたいにアクセル入りでやりたいという想いがある。全日本選手権に出てノーミスで演技して、(来年3月の)世界選手権の枠などを貰えたらそこでまたベストを尽くしたいです」
本格的なシーズンのスタートを前にジャパンオープンのリンクに立つ紀平は、9月24、25日に行われた中部選手権で実戦復帰。まだ完全復活とは言えないものの、全日本選手権の出場権を獲得したことで、2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪に向けた新たな挑戦の幕が上がった。「治したら絶対にミラノ(五輪)に間に合うと思っている」と語っていた20歳は今シーズン、どんな姿をファンの前で見せてくれるのか。
「我慢してきた分、動けるようになったらその喜びをすごく感じると思うので、毎日毎日ワクワクしながら、怪我に気をつけながら、慎重に楽しみながらスケートができたらいいなと。結果はついてくると思うし、今も感覚はいいなという感じはあるので、まずは治ることを楽しみにして、治ったらパパッと頑張ってやるだけ。飲み込みは早いタイプなので、治れば“あれ?”っていうくらい、いつも通りにできると思う。まずはそこを目標にして、どの大会でもベストを尽くして優勝を目指したいです」
様々な想いを胸に秘めながら、紀平は一つひとつ定めた目標へ向かって着実に歩を進めている。その決意を、まずはジャパンオープンのリンクで見せてくれるはずだ。
【大会概要】
◆大会名
木下グループカップ フィギュアスケート Japan Open 2022 3地域対抗戦
◆開催日時
10月8日(土)開場11:30、試合開始12:30
◆会場
さいたまスーパーアリーナ
◆テレビ放送
10月8日(土)16:00~18:00 テレビ東京系列6局ネットで放送
◆出場選手
[日本]
坂本花織、紀平梨花、宇野昌磨、三浦佳生
[北米]
マライア・ベル、ブレイディ・テネル、ジェイソン・ブラウン、イリア・マリニン
[欧州]
ルナ・ヘンドリックス、エカテリーナ・クラコワ、ミハル・ブレジナ、ダニエル・グラスル
[ゲスト]
マディソン・ハベル&ザカリー・ダナヒュー
【チケット情報】
◆料金(全席指定・税込)
・Premium席(プレミアム席):23,000円
・SS席:21,000円
・S席:15,000円(先行期間中:14,000円)
・S-300席:13,000円(先行期間中:12,000円)
・A席:9,000円(先行期間中:8,000円)
・B席:7,000円(先行期間中:6,000円)
◆プレイガイド
・チケットぴあ
https://w.pia.jp/t/Japanopen2022/
・e+(イープラス)
https://eplus.jp/japanopen/
・ローソンチケット
https://l-tike.com/sports/jo2022/
・キョードー東京
0570-550-799(平日11:00~18:00、土日祝10:00~18:00)
(THE ANSWER編集部)